去就は不透明も…チェルシー、レンタル先で大活躍FWハッチンソンの延長OP行使か

オマリ・ハッチンソン

 チェルシーは、今季イプスウィッチへとレンタル移籍していたジャマイカ代表FWオマリ・ハッチンソンの契約に付随していた延長オプションを行使したようだ。28日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 現在20歳のハッチンソンは2008年にチェルシーの下部組織に加入。2012年にチャールトン・アスレティックにスカウトされて移籍すると、その後はアーセナルの下部組織にも所属し、2022年7月にチェルシーの下部組織に復帰した。2023年1月にはトップチームデビューを果たし、通算2試合に出場している。

 2023年7月にイプスウィッチへとレンタル移籍となり、シニアキャリアでは初のフルシーズンを迎えると、チャンピオンシップ(2部)で44試合出場10ゴール6アシストを記録して、中心選手として2位フィニッシュ&23年ぶりのプレミアリーグ復帰に大きく貢献を果たした。

 そんなハッチンソンのレンタル移籍期間は今年6月30日までとなっており、所属元のチェルシーとの現行契約も2025年6月30日までとなっていることから、今夏の去就には大きな注目が集まっている。

 しかし、今回の報道によると、チェルシーはハッチンソンの契約に付随していた1年の延長オプションを行使した模様で、契約期間は残り2年になったという。このため、来夏にフリーとなることを避けられたため、優位に他クラブとの交渉を進めることができるようになったと予想されている。

 なお、チェルシーとしてはハッチンソンを今夏に残留させるのか、売却するのか、再び貸し出すのかはまだ決めていなく、レスターからの招へいが濃厚視されているエンツォ・マレスカ新監督との話し合い後にすべてを決断すると見られている。

 すでにハッチンソンにはイプスウィッチがレンタル移籍期間の延長や完全移籍での獲得に興味を示しているほか、シュトゥットガルトやアヤックスフェイエノールトなどからも関心を示されていることが報じられているが、果たして同選手は来シーズンをどこでプレーすることになるのだろうか。

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