今季限りでバイエルン退任のトゥヘル監督、プレミア復帰に前向きか 「プレミア、イングランドでの日々が好きだった」

トーマス・トゥヘル

 バイエルンのトーマス・トゥヘル監督が来季の去就についてコメントした。『ユーロスポーツ』が8日、『TNTスポーツ』のインタビューを引用しながら伝えている。

 現在50歳のトゥヘル監督は、マインツで監督デビューを果たすと、ドルトムント、パリ・サンジェルマン、チェルシーといったビッグクラブを指揮。昨季途中から再び母国に戻り“強豪”バイエルンの監督に就任し、同クラブ11連覇に導いた。しかし、今季はレヴァークーゼンの大躍進を止められず、クラブの連覇記録もストップ。その影響もあってか、シーズン途中の2月に今季限りでの退任が発表されている。

 しれし、それでもチャンピオンズリーグ(CL)では準決勝に進出。CL制覇の可能性が残されている物の、来季もバイエルン残る可能性は「非常に非常に、低い」と断言。自身の去就に関する明言を避けつつ、プレミア復帰が報じられていることについては「そのことについてあまり語りたくはないが、チェルシーでの日々が好きだったのは周知の事実だし、イングランド、そしてプレミアリーグでの日々にも満足していた。それはとてもとても特別な時間だったし、今でもよく覚えている」と、2021年1月から2022年9月まで約1年間指揮したチェルシー時代を、良い思い出として振り返った。

 トゥヘル監督については、マンチェスターユナイテッドがエリック・テン・ハフの後任の有力候補としてリストアップしていると報じられており、現在クラブワースト失点・敗戦数を記録し続けているクラブの再建をプレミア経験もある同氏に託したいと考えているようだ。

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