今シーズン終了後の退団が噂されるラッシュフォード…ビッグクラブによる争奪戦が勃発の可能性

マーカス・ラッシュフォード

 マンチェスター・ユナイテッドに所属するイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードに、3クラブが関心を寄せているようだ。29日、イギリスメディア『TEAMTAK』が伝えている。

 現在26歳のラッシュフォードは、7歳の頃からマンチェスター・ユナイテッドの育成組織で育った“生え抜き選手”で、2015-2016シーズンのヨーロッパリーグ(EL)・決勝トーナメントプレーオフセカンドレグのミッティラン戦でトップチームデビュー。前線の主力選手としての地位を確立し、2018-2019シーズンからは背番号「10」を託された。新たにエリック・テン・ハフ監督が就任した2022-23シーズンには公式戦56試合出場30ゴールをマーク。しかし、今シーズンはキャリアハイを記録した昨シーズンから一転し、ここまで公式戦40試合の出場で8ゴールにとどまっている。

 現在、クラブ株式の25%を所得し共同オーナーとなったサー・ジム・ラトクリフ氏が、“名門復活”に向けたチーム再編に意欲を示していると報じられるマンチェスター・ユナイテッド。ラッシュフォードも放出リストに名を連ねていると噂されるなか、『TEAMTAK』は3クラブが同選手獲得を画策中と伝えている。

 まず最初に名前が挙がったのはパリ・サンジェルマン。以前よりラッシュフォードに強い関心を寄せているとされる同クラブは、今夏での退団が濃厚視されているフランス代表FWキリアン・エンバペの代役としてラッシュフォードを左サイドに据える予定だという。また、トッテナムを率いるアンジェ・ポステコグルー監督も同選手の獲得を望んでいる模様。今シーズン途中にライプツィヒからレンタル加入したドイツ代表FWティモ・ヴェルナーと新たな契約を締結する意思がなく、ウインガーとしてもセンターフォワードとしてもプレー可能な能力を高く評価しているという。

 さらに、今季限りでトーマス・トゥヘル監督が退任するバイエルンも、後任監督の意向次第ではラッシュフォード獲得に動き出すと主張。次期指揮官の最有力候補であるラルフ・ラングニック氏は、マンチェスター・ユナイテッドの暫定監督として同選手を指導していることを紹介した。

 なお、移籍金に関してマンチェスター・ユナイテッドは1億ポンド(約197億円)を求めているものの、実際には6800万ポンド(約134億円)程度に落ち着く見通しであると指摘している。

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