ウルブス、負傷者続出で“15歳”のDFがアーセナル戦に出場か…デビューすればプレミア史上2番目の記録

ウェス・オコドゥワ

 ウルヴァーハンプトン(ウルブス)に所属するU-16イングランド代表DFウェス・オコドゥワが、アーセナル戦に出場する可能性が浮上した。19日、イギリス紙『デイリー・メール』が同クラブを率いるガリー・オニール監督のコメントを伝えている。

 ここまで32試合を消化したプレミアリーグで12勝7分13敗を記録し、勝ち点「43」の11位につけているウルブス。直近の公式戦で5試合勝利がない同クラブの大きな問題点となっているのが負傷者の存在であり、『デイリー・メール』によると、万全なコンディションを保ったフィールドプレーヤーが10人しか残されていないなか、20日に行われる第34節アーセナル戦へと臨むようだ。

 そんななかオニール監督は、「おそらく私たちはこれまでで最悪の状況にあるが、アーセナル戦には若い選手がたくさん出場する。若手選手の1人か2人は、試合のスタートからデビューするかもしれない」とコメント。続けて、「ベンチ入りした選手の中には、正直なところ、あまりよく知らない選手もいる」と述べつつ、「彼らは私たちよりもアカデミーで長くトレーニングしているが、金曜日は私たちと一緒にいた。ある選手は今朝の科学の授業を欠席して一緒にトレーニングできることを喜んでいた」と打ち明けている。

 どうやら科学の授業を欠席した選手は、世代別イングランド代表のサイドバックとしても活躍するウェス・オコドゥワである模様。現在15歳の同選手がアーセナル戦に出場した場合、プレミアリーグ史上2番目の若さでのデビューとなる。しかし指揮官は、「彼はとてもいいトレーニングを受けているし、フィジカル的にもとてもいい」と期待を寄せた一方、「彼の成長にはまだ少し早すぎるかもしれないが、それが私たちの置かれている状況なんだ」と語った。

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