【FC東京vs福岡プレビュー】FC東京は連勝で順位をひっくり返せるか…過去最高順位でのフィニッシュを狙う福岡

■FC東京 ホームで相性の悪さを断ち切り、前回対戦の雪辱を果たしたい

【プラス材料】
 前節のサンフレッチェ広島戦はFWディエゴ・オリヴェイラやMFレアンドロらをメンバー外とするなど、森下申一監督が大胆な采配を見せた。先制点こそ奪われたものの、そこで下を向かず、貪欲に勝利を求める姿勢を発揮。交代策も機能し、逆転勝利をつかんだ。

 特に膝のケガから明けたMF紺野和也が、今季2試合目の出場でJ1初ゴールとなる決勝点をマーク。同様に負傷からの復帰で、4月3日に行われた第7節の名古屋グランパス戦以来の出場となったDF中村帆高も躍動した。フル出場を果たしたMF髙萩洋次郎や途中出場のFW永井謙佑を含め、彼らが森下監督の起用に応える形でチームを活性化させたことは明るい材料だ。

 最終節は順位が入れ替わる直接対決でもあり、文字どおり『味の素スタジアム』での今季ラストゲームになる。連勝を目指し、ホームで高まるモチベーションもプラスとしたい。

【マイナス材料】
 広島戦では今季4度目の逆転勝利をつかんだが、ここ3試合は先制することができていない。また、複数得点を挙げたのも3試合ぶり。いずれも相手を追いかける時間が長く、優位に立ってゲームを運べていないことはマイナス材料だ。

 2016年以降、アビスパ福岡とはリーグ戦で3度対戦し、すべて敗戦を喫している。お互いの状況や順位にかかわらず、どこか相性の悪さがあることは否めない。今季前半のアウェイゲーム(第10節)はチャンスを作りながらも生かしきることができず、福岡の勢いに押し込まれる形で力負けを喫した。

 今節はスタンドからの力も受け、リベンジに期待をかけたいところ。だが、先制点を奪えなければ苦しむことになるだろう。

文:totoONE編集部

■アビスパ福岡 自分たちのスタイルを最後まで貫き通して目標達成なるか

【プラス材料】
 今節は勝ち点1差で迫るFC東京との8位を懸けた直接対決となる。アビスパ福岡にとっては8(蜂)位フィニッシュにこだわりたい。長谷部茂利監督は「自分たちの色を出して、やりたいことを前面に出して挑みたい」と最終戦を見据える。

 通算対戦成績は福岡が6勝、FC東京が4勝と福岡が上回る。前回対戦もFWブルーノ・メンデスのFWらしいゴールで勝利した。前節のベガルタ仙台戦は逆転されても攻守の圧力を緩めることなく、87分にMF金森健志が執念のゴールを奪って同点に追いついている。

 昇格組の福岡が8位という好位置にいるのも、仙台戦のように終盤まで諦めずに攻守でハードワークし、勝ち点「0」を「1」にしてきた結果。最終戦でも試合終了まで“自分たちの色”を出し続けるはずだ。

【マイナス材料】
 3試合引き分けが続く福岡。対して長谷川健太前監督から森下申一監督へと引き継がれたFC東京は前節、サンフレッチェ広島から逆転勝利を収めた。この流れでホーム最終戦も勝利したいと、高いモチベーションで臨んでくるだろう。

 FC東京は総得点「49」のうち、ショートパスとスルーパスからの得点が16点で、前線のコンビネーションからゴールを奪える質の高さを示す。長谷部監督も「(FC東京は)ボールを扱う技術が高く、味方やゴール前にチャンスになるような配球ができる選手がいる」と警戒する。

 流動性とコンビネーションからチャンスを作るFC東京に対し、前線からの組織的プレッシャーとゴール前の堅さで全員守備をする福岡。両チームの長所が前面に出る一戦となりそうだ。

文:新甫條利子

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