10都道府県に緊急事態宣言 6月20日まで

サッカー五輪代表「理想の攻撃パターン」が見えた得点シーンを解析!

サッカーIQラボ 〜勝負を決めるワンプレー~

Question
この場面で、吉田からのパスを誰が受けたか?

 東京五輪に出場するU-24日本代表が、初戦の南アフリカ戦を想定し、U-24ガーナ代表と親善試合を行なった。

 オーバーエイジ枠の吉田麻也酒井宏樹遠藤航の3人は、この前に行なわれたA代表とのチャリティマッチで遠藤のみが後半途中から出場。この試合で3人が初めて先発に名を連ね、より本番を想定したメンバーとなった。

 試合開始から主導権を握った日本は、前半16分に久保建英のシュートのこぼれ球から堂安律が先制し、32分に久保が追加点。前半終了間際には酒井のグラウンダーのクロスからの相手のオウンゴールで、日本が3-0とリードして前半を折り返した。

 後半に入っても勢いの衰えない日本は3分に4点目、11分に5点目と早々に試合を決め、終了間際に三笘薫が6点目を決めてゲームを締めくくった。

 ここでは、その4点目をピックアップ。


次の瞬間、日本の誰が吉田からのパスを受けただろうか

 吉田がハーフウェーライン付近でボールを持ち、ガーナが寄せに来ないところでルックアップした。次の瞬間、日本の前の選手がどう動き、吉田はどこへパスを出しただろうか?

◆東京五輪代表メンバーの残り枠は「3」。当落線上ギリギリにいる選手は?>>

Answer
堂安が中のスペースに入り、縦パスを受けた

 吉田を中心に日本が前後左右にボールを動かすことで、ガーナの守備陣形にずれを生じさせたシーンである。


右サイドの堂安が中へ入って吉田からの縦パスを受け、相馬のゴールをアシストした

 この少し前に、吉田が左サイドバック(SB)の中山雄太に大きくサイドチェンジし、久保が左サイドへと流れた。中山が吉田にボールを返すと、ガーナの中盤の陣形に大きなずれが生じていた。

 とくに久保がサイドに流れて、ガーナのボランチの1人が動かされたことで、日本の右サイドには大きなスペースが生まれた。そこを逃さなかったのが堂安だ。

 吉田が顔を上げると、堂安が右サイドから中へ入り、パスを呼び込んだ。遠藤と田中碧にガーナ選手2人が引きつけられ、ガラ空きになった前線へのコースに吉田が鋭い縦パスを入れる。

 縦パスに対して飛び出してきたセンターバックを堂安がワンタッチでかわすと、これに連動して左サイドから入ってきた相馬勇紀へパス。ガーナDF陣の間に入って受けた相馬は、余裕を持ってサイドネットへシュートを流しこんだ。

 両SBが幅を取りつつ、中のスペースを2列目のタレントで攻略するのは、日本が狙いたい攻撃パターンである。最終メンバー発表前最後の強化試合となる12日のジャマイカ戦でも良いコンビネーションで得点を奪えるか、期待したい。

ジャンルで探す