ホーム最終戦で勝利の町田・黒田剛監督がサポーターに感謝「ここまで苦しい1年かと涙を流す思いで…」

黒田剛 監督

◆明治安田J1リーグ▽第37節 町田1―0京都(30日・Gスタ)

 町田はホーム最終戦で京都に1―0と勝利し、2連勝で最終節までJ1優勝の可能性を残した。後半22分、左サイドで仕掛けた元日本代表MF相馬勇紀のクロスが京都DF、同GKにわずかに触れてゴールイン。「自分の長所を出したいいプレーだった」と語った相馬のプレーがオウンゴールを誘って先制すると、この1点を守り切って勝ち点は66に。同時刻に試合をした首位神戸が柏と引き分け、勝ち点は69に。首位と勝ち点差3とJ1初昇格初優勝の可能性を残し、最終節の12月8日・アウェー鹿島戦(カシマ)に挑むことになった。

 試合後のセレモニーで挨拶を行った黒田剛監督は、感慨深い表情でファンサポーターに語りかけた。

 「今年、J1初参戦で大きな不安、重圧を抱え、大きな挑戦に挑みました。ここまで苦しい1年なのかと、涙を流す思いで奮闘してきました。ただ選手たちが本当にたくましく戦ってくれたこと、日々のトレーニングから全力で取り組んでくれたこと、この場を借りて感謝申し上げたい。そして夏を超えたあたりから、5試合勝てない、そんな時期を迎えました。上を向くにも向けない、そんな事情もあったり、何が正解なのかわからない、そんな渦に巻き込まれたこともあります。そんな時も叱咤激励を送っていただき、どんなときも背中を押していただいた。それが顔を上げて奮闘するきっかけとなったことは間違いありません。まだ首位、優勝の目があるということで、あと1試合、希望をもって鹿島に挑んできたいと思います」

 

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