J3大宮、最終節はホームで黒星 レッドブル買収、昇格、優勝…25勝10分け3敗で激動の1年終える

◆明治安田J3リーグ▽最終節 大宮1―2富山(24日・NACK)

 J3優勝、来季J2昇格を決めている首位・大宮はホームで3位の富山に1―2で敗れ、今季のリーグ戦を終えた。

 前半30分に自陣左サイドのクロスから富山DF安光将作に先制点を奪われ、同アディショナルタイムにも失点。ゴール裏には「26年間掲げたこのエンブレムに勝ち星を」と横断幕が掲げられたが、前半終了後にはサポーターからブーイングが飛んだ。

 後半からFWファビアン・ゴンザレス、FW富山貴光を投入。決定機が作れない展開が続き、同38分には判定を巡って抗議したゴンザレスが警告を受けた。迎えた後半41分、MFアルトゥール・シルバがPKを相手GKに阻まれたが、こぼれ球をDF茂木力也が押し込んで1点を返した。だが、反撃は1点のみに終わり、18試合ぶりの黒星を喫した。

 今季、クラブ初のJ3を戦った大宮はリーグ戦38試合を25勝10分け3敗の首位で終えた。

 10月にオーストリアの大手飲料メーカー・レッドブルに全株式を譲渡。オーストリア1部ザルツブルク、ドイツ1部ライプチヒなどサッカークラブを運営する同社グループの傘下となった。クラブ名やエンブレムは変更。レッドブル社は3~4年でのJ1昇格など目標を掲げ、まずは来季J2での躍進を目指す。

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