J3岩手は最終戦も大敗 JFL降格から1年でのJ復帰を目指す

相手選手と競り合う岩手・桐蒼太(左)(カメラ・岩崎敦)

◆明治安田J3最終節 岩手1―4福島(24日・いわスタ)

 岩手が福島に1―4で敗れ、今季最終戦を飾れなかった。前半3分に先制を許すと終始ボールを支配され、反撃の糸口はつかめないまま完敗した。すでに最下位が確定しており、来季は2012年の町田(当時J2)以来2度目となるJリーグからJFLへの降格。今季は5勝7分け26敗と苦しんだ。

 最下位に沈んでいた5月に中三川哲治監督を解任。GM兼強化部長の神野卓哉氏が新監督に就任したが状況は好転せず、8月に星川敬氏を監督として招聘(しょうへい)した。シーズン2度の監督交代に加え、9月には代表取締役オーナー兼社長の秋田豊氏が今季限りで退任すると発表。激動の1年となった。

 星川監督は来季も続投が決定。「責任というところではサポーターの皆様、スポンサーの方々に『1年後、結果でお返しする』ということだと今は考えています。大きなミッションですが、1年でのJ3昇格を不退転の覚悟で臨んでいきます」とコメントしており、クラブの底力が問われる。

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