浦和、MF原口元気が10年7か月ぶりJ1弾「久しぶりに埼スタで決められてよかった」

浦和・原口元気

◆明治安田J1リーグ▽第36節 浦和3―0広島(10日・埼玉スタジアム)

 浦和がホームで2位・広島を3―0で破り、J1残留を確定させた。

 元日本代表MF原口元気が浦和復帰後初ゴールを決めた。

 2―0の後半41分、自陣でボールを奪い、ロングカウンターを発動。MF渡辺凌磨のパスを右サイドで受けたMF前田直輝のクロスに走り込んだ原口が右足で押し込み、右ポストに当たってゴールを奪った。

 原口のJ1でのゴールは、ドイツ移籍前の14年4月26日の柏戦以来、10年7か月ぶりのゴールとなった。試合後、ヒーローインタビューで「久しぶりに埼スタで決められてよかった。加入してから少しふがいないパフォーマンスが多かったので、今日も久しぶりに前(のポジション)でチャンスがもらえたので、こういう結果が今後にいい風に作用してくれたらと思う」と心境を語った。

 一時は4連敗で16位に低迷したが、直近2勝1分けと復調。「マチェイ(スコルジャ)監督が来てから少し苦しい時期があったけど、ここにきて監督のアイデア、戦術が浸透してきたので、ここ数試合非常にいい戦いができている」とかみしめた。

 J1残留を決めたが「監督も言ってたけど、本当に苦しいシーズンだったと思うけど、僕らがいるところはここじゃないと思う。来シーズンは優勝できるように、今シーズンの試合を無駄にせずに来季につながる試合をしたい」と力を込めた。

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