三笘薫所属のブライトン、王者マンチェスターC粉砕! 前半1失点から後半2-1逆転! 暫定4位に浮上!!

◆プレミアリーグ第11節 ブライトン2-1マンチェスターC(11月9日、英国・ブライトン・ファルマー・スタジアム)

 11月9日、英国ではプレミアリーグの第11節が6試合行われ、日本代表MF三笘薫(27)が所属するブライトンはホームで昨季イングランド史上初の4連覇を達成した王者マンチェスターCと対戦。三笘はこの対戦も定位置の左サイドで先発。前半にハーランドのゴールで1点を先行されたが、後半同点弾の起点となって、2-1勝利にしっかり貢献した。

 不動のチャンピオンを相手に前半23分、ハーランドが怪物の名に恥じない凄まじい推進力で先制点を奪って1点を追う苦しい展開になった。ところがブライトンはこのノルウェー代表FWの1点に抑え、マンチェスターCの攻勢に耐えた。

 「前半は相当苦しい戦いでしたけど、1点に抑えたのが良かったと思います」と三笘。まずは逆転勝ちに繋げた前半の粘りを勝因に上げた。

 さらには「交代選手の質が素晴らしかった」と話した。後半32分、三笘が左サイドからウェルベックの足元に入れたクロスがゴール前でラッキーな浮き球となり、このボールを押し込んで同点弾を放ったFWペドロをはじめ、中盤のボール争いを支配したバレバ、そして逆転弾を放ったオライリー等のサブ組を称賛した。

 前半と後半の違いは何かと三笘にたずねると、1点をリードしたマンチェスターCが「そこまでプレスに来なかった。それで余裕ができた」と話した。また同点弾の起点となったプレーをはじめ、左サイドから度々クロスを入れてチャンスを作ったことに関しては、「相手のDFラインがコンパクトな分、サイドが空いていた」と語って、試合が進む中、相手の弱点をしっかり観察していたことも明かした。

 後半43分にオライリーの逆転弾が飛び出すと、その1分後に交代。しかし王者相手の逆転劇の直後で、三笘にしては珍しく交代のシーンで笑顔を浮かべた。その場面を振り返って三笘は「結構きつかった。交代は妥当でした。でもやることはやったと思います」と話して、王者相手の逆転勝利に満足した。この勝利で暫定ながらブライトンは来季の欧州CL出場権内の4位に浮上した。

 ゴールやアシストは出なかったが、31歳ドイツ人指揮官のヒュルツェラー監督は「三笘は素晴らしいチームプレーヤー。ゴールやアシストを記録することだけが重要ではない」ときっぱり。ブライトンにとって日本代表MFが不可欠な存在であることを力説してスタジアムを去った。

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