全国高校サッカー選手権静岡県大会　飛龍が藤枝東をＰＫ戦で倒して９年ぶり４強

◆全国高校サッカー選手権静岡県大会▽準々決勝　飛龍３―３（ＰＫ７―６）藤枝東（４日、裾野市運動公園陸上競技場）

　飛龍が昨年の準Ｖ校・藤枝東を破った。１―３の後半２９分にエースＦＷ丹羽咲人（３年）がゴールを奪うと、同３３分には同点弾。試合を振り出しに戻した。

　そして延長戦でも決着がつかず迎えたＰＫ戦。ＧＫ吉川湊（２年）が藤枝東の３人目のキックを止めると、６―６で迎えた８人目もストップ。後攻・飛龍が決めると控え選手もベンチから飛び出し、伝統校を倒したイレブンは歓喜の輪を作った。

　２得点と大活躍の丹羽は「逆転ゴールも決めてヒーローになりたかったけど、ＧＫに取られちゃいました」と笑い、「次の静岡学園戦でも点を取ってチームを勝たせたい」と準決勝を見据えた。