C大阪、主将のDF山下達也が現役引退発表 チーム日本人最年長の36歳が決断

C大阪・山下達也

 C大阪は23日、主将のDF山下達也が今季限りで現役を引退すると発表した。

 山下は兵庫・明石市出身で、2006年にC大阪入団。11年にJ2札幌へ移籍すると、主力として活躍した。翌年には完全移籍でC大阪に復帰。センターバックとしてチームを支え、19年8月までの8シーズンを過ごした。その後、J2柏に移籍し、J1昇格に貢献。22年1月に再びC大阪に移籍したが、2年間リーグ戦の出場はなく、昨シーズンは天皇杯1試合にとどまった。今季のリーグ戦は途中出場で3試合のみ。

 19年から5年間主将を務めたMF清武弘嗣から主将を引き継ぎ、今シーズンを迎えた。当初は「試合に出ていない状況での指名。しっくりこなくて、断ることも考えた」と明かすが、チーム日本人最年長の36歳は「チャレンジしてみよう」と決断。開幕8試合負けなしを記録するなど、チームを引っ張った。J1通算149試合7得点。

 山下はクラブを通じて、「今シーズンで引退することを決断しました。サッカー人生、今まで出会った全ての人からたくさんの事を学びました。本当に感謝しかありません。18歳でプロの世界に入り、周りの選手は異次元に上手くて毎日必死でした。辛い時期、僕を支えてくれたコーチ、刺激を与えてくれた仲間、そしてファン、サポーターの皆様。誰か1人でも欠けていたら、自分はここまで続けられていないと思います。伝えたい事、御礼したい事たくさんありますが、ここでは伝えきれないので、直接会ったときに伝えさせて下さい。選手として残された、あと4試合。本気で燃え尽きたいと思います。皆様、本当にありがとうございました。これからの山下達也もどうぞよろしくお願いします」とコメントした。

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