森保ジャパン、オーストラリアとドロー オウンゴールで失点→オウンゴールで同点 森保監督「正直ホームで勝ちたかった」C組首位はキープ

後半31分、オウンゴールで同点に追いつくサッカー日本代表(中央は上田綺世)(カメラ・中島 傑)

◆北中米W杯アジア最終予選 第4戦 日本1―1オーストラリア(15日・埼玉スタジアム)

 FIFAランク16位の日本はホームで同25位のオーストラリアと対戦。後半13分にオウンゴールで先行されるも、同31分にオウンゴールで追いつき、1-1で引き分けた。

 森保監督は「正直ホームで勝ちたかった」を開口一番絞り出した。「全体的な守備では問題はなかった。オウンゴールということで失点も全体的に崩されたのはなかった」と前を向いた。

 この試合は主将のMF遠藤航が体調不良によりベンチ外。前回大会の最終予選第4戦・オーストラリア戦(2〇1)でゴールを決めたMF田中碧が今回の最終予選で初めての先発出場となった。

 ほぼ満員の埼玉スタジアムで日本は試合序盤から積極的に得点を狙いに行くも、オーストラリア守備陣の砦(とりで)を崩すことは出来ず。前半6分にはエリア右からMF久保建英が左足でシュートを放つも枠外。前半34分にはドリブルでエリア内に切り込んだMF三笘薫が右足でシュートを放つも、相手DFの肩に当たり外れた。そのまま無得点で前半を終了。今予選10試合目で初めてとなる、無得点での折り返しとなった。

 後半も開始から攻勢に出たが同13分、相手の右クロスがクリアしたDF谷口の右足に当たり、オウンゴールとなり痛恨の失点。日本の不戦勝を除くとここまで6試合連続無失点だったが7試合ぶりの失点となった。

 思わぬ劣勢にベンチが動いた。同17分、MF堂安に代えてMF伊東を、同25分にはMF中村も投入すると相手の両サイドを攻略できるようになり、同31分にその中村の左クロスが相手のオウンゴールを誘発して、1-1の同点に追いついた。日本の得点は国際Aマッチ25試合連続に延びた。

 試合はそのまま終了。最終予選の開幕からの連勝は3で止まったが、C組の首位はキープした。

◇アジア最終予選 日本の日程

2024年

9・5  中国(7〇0)H

9・10 バーレーン(5〇0)A

10・10サウジアラビア(2〇0)A

10・15オーストラリア(1△1)H

11・15インドネシアA

11・19中国A

2025年

3・20 バーレーンH

3・25 サウジアラビアH

6・5  オーストラリアA

6・10 インドネシアH

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