森保一監督が深くうなずいた守田英正の言葉「スタッフと選手の関係はすごくいい」「チーム力は今が一番」

記者の質問に答える守田英正(カメラ・中島 傑)

 日本サッカー協会は14日、アジア最終予選のオーストラリア戦(15日・埼スタ)に向けた前日記者会見を埼玉スタジアムで行い、森保一監督とMF守田英正が出席した。最終予選は3連勝でスタートを切り、C組の1位(勝ち点9)として2位オーストラリア(勝ち点4)をホームに迎える。ふたりが並んで臨んだ前日会見では、最終予選で3連勝と好スタートを切った要因について質問に答えた守田の言葉に、森保監督が深くうなずいたシーンがあった。

 「森保さんを中心にチームがスタートして、本当に高いレベルで要求できる関係になってきたのかな、と思います。チーム内のルールや秩序は大前提としてあった中で、個々のキャラクターの個性や考え方、そういった違いを共有する時間やきっかけは、以前より増えてきたのは実感しています。スタッフと選手の関係は、今すごくいいものだと思いますし、チーム力という意味では、一体となってきていると思います」。この言葉を聞いた森保監督は、すぐ隣で深くうなずいていた。

 守田は今年1月にアジア杯ベスト8で敗退した際に「チームとしてどういう(ボールの)動かし方をして、どこを狙うかはもっと明確にしないといけない」と課題を投げかけるなど、チームの問題点に常に向き合ってきた選手だ。その守田が「僕は森保さんが就任された1年目から招集していただいていますけど、今が一番、チーム力はいいのかなと思います。ただ、完成形ではないので、今後もっと良くなっていくと思いますし、関係という部分ではよりいいものに成っていくと思うので、そこは是非期待していただけたらなと思います」と語る。歴代最強の呼び声も高い森保ジャパンは、4連勝とさらなる高みを目指してオーストラリア戦に臨む。

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