なでしこジャパン、新監督選びが難航 パリ五輪後初戦・26日・韓国戦は佐々木則夫監督代行、内田篤人氏コーチで臨む

佐々木則夫女子委員長

 日本サッカー協会(JFA)は4日、なでしこジャパンのパリ五輪後初戦となる国際親善試合・韓国戦(26日・国立)で、佐々木則夫女子委員長(66)が監督代行、元日本代表DF内田篤人氏(36)らがコーチを務めると発表した。パリ五輪後に契約満了で退任した池田太監督(54)の後任が決まっていないための措置。スタッフは今回の活動限定となる。

 内田氏は2020年年限りで引退後、日本協会のロールモデル(模範)コーチとして、主に男子の年代別代表を指導してきた。現役時代は日本代表のサイドバックとして10年南アフリカ、14年ブラジルW杯でメンバー入り。ドイツ1部シャルケで10~11年の欧州CLで4強入りを果たすなど国際舞台で活躍した。佐々木氏は「代表、世界でのプレーヤーとしての経験があり、指導者としても熱意がある」と説明。パリ五輪で8強敗退に終わったチームへの刺激にもなりそうだ。

 新監督については、国内外の指導者を対象に選定を進めているが難航しており、年内の決定を目指している。代行について佐々木氏は「身近に見てきた私が代行するのが、現状ではベスト」と決めた。08~16年までなでしこジャパンの監督として、11年ドイツW杯優勝、12年ロンドン五輪銀メダルの実績を持つ同氏、内田コーチで27年W杯、28年ロス五輪へ向けた初陣に臨む。(金川 誉)

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