森保ＪＡＰＡＮ超攻撃的３バック継続　最終予選ヤマ場のサウジ、豪州戦へリスク上等

　日本サッカー協会は３日、２０２６年北中米Ｗ杯アジア最終予選・サウジアラビア戦（１０日・ジッダ）、オーストラリア戦（１５日・埼玉）に臨む日本代表メンバー２７人を発表した。２連勝中のチームは前回大会、敵地での最終予選で敗れたサウジアラビア、強豪・オーストラリアとの大一番２連戦に臨む。

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　６月、９月の４戦で２２得点と猛威をふるった“超攻撃的３バック”を継続する見通しだ。サイドバック（ＳＢ）のＤＦ中山雄太（町田）がけがで選外となる中、ＳＢの代役を招集せず。本職の左ＳＢが長友のみという状況で三笘や堂安、中村、前田らをウィングバックに置く攻撃的布陣で２戦に臨むことが予想される。

　９月に続き、冨安健洋（アーセナル）、伊藤洋輝（バイエルン）の主力ＤＦ２枚をけがで欠くが、森保監督は「攻撃に特長がある選手が『いい守備からいい攻撃』を行うため、激しく、献身的に、泥臭くというところを攻撃的な選手もやってくれた」と３バックで臨んだ直近４試合への手応えを語った。

　６月の導入当初は久保が「あくまでオプション」と語るなど、引いて守る相手を攻略する“格下対策”と思われた布陣だが、今回は２２年Ｗ杯出場国のサウジアラビア、オーストラリアが相手。サウジでの敵地戦は過去３戦３敗と苦しむが、“リスク上等”で超攻撃的システムで挑む。（岡島　智哉）