久保建英が今季2点目、「自己採点は7か8。もっと決めていきたい」…日本代表MFの活躍でRソシエダ快勝

 【サン・セバスティアン(スペイン)28日=豊福晋】日本代表FW久保建英が所属するスペイン1部のRソシエダはホームでバレンシアと対戦し、3-0で勝利した。先発出場の久保は前半8分に先制点を決め勝利に貢献した。

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 久保のゴールがもたらしたホーム初勝利だった。前半8分、エリア内左に抜けたMFセルヒオ・ゴメスが中央へ折り返す。反対サイドにいた久保は全速力で中央につめ左足で押し込んだ。

 ネットを揺らしたボールを自ら拾うと、走りながら高く蹴りあげて喜びを爆発。試合のMVPに選出される活躍で勝利をたぐり寄せた。

「今日のプレーを自己採点するとすれば(10点中)7か8。できることはやったけど、もっと決めていれば」と久保。MVP選出に関しても「セルヒオ・ゴメスが値したと思う」と3アシストのチームメイトを讃えるなど謙虚な姿勢を崩さなかったが、喝采は久保に浴びせられた。

 久保が決めればRソシエダは負けないー。そんなデータもある。今季チームが勝利した2試合ではいずれも久保が得点。久保のゴールは勝ち点3を呼ぶ最大の鍵となっている。

 「僕が決めれば負けないのであればもっと決めていきたいし、2点決められればさらにいい」と語った久保は、得点場面以外でもキレのあるドリブルで相手を翻弄。後半12分にはエリア手前からシュートを放つなど度々決定機に絡んだ。

 「これからも自分が得点して勝てれば言うことはない。今日は内容も良かった。チームは序盤はうまくいかなかったけれど、今はいいプレーができている。ベストのレアル・ソシエダは戻ってくる。雰囲気もいいし、この勝利を喜びたい」

 後半終了間際には新加入のFWオスカルソンが2得点を決めレアル・ソシエダは快勝。上向きになりつつあるチームの中心で久保が輝いている。

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