J2首位の清水と2位横浜FCの国立頂上決戦はドロー…横浜FCは19戦無敗のクラブ新記録

前半、FKに飛び込む清水・高橋(左から2人目)と清水・ブラガ(同3人目)

◆明治安田J2リーグ ▽第33節 清水1―1横浜FC(28日・国立)

 J2首位・清水と2位・横浜FCの試合は1―1の引き分けで終わった。

 前半は頂上決戦にふさわしい一進一退の攻防となった。清水は前半10分にMF乾貴士がエリア手前でFKをもらいチャンスになるも、リーグ最少失点の横浜FC守備陣から点を奪うことはできず。横浜FCはクロスから得点機会を伺うも、清水DFが冷静にクリアし決定機に持って行けず。両チーム枠内シュートが0本のまま折り返した。

 後半11分、ついに試合が動く。横浜FCのMF中野嘉大が左サイドからクロスを上げると、FW高橋利樹がヘッドで合わせる。惜しくもバーに直撃するも、FWジョアンパウロが跳ね返った球をヘッドで押し込み、ついに先制点を奪った。

 しかし同29分、ホーム開催の清水は、MF矢島慎也がエリア右からゴール前にクロスを送ると、こぼれた球を後半23分から出場したMF宮本航汰が押し込んだ。同点弾の瞬間、J2歴代最多の5万5598人が集まったオレンジ一色の国立競技場が一斉に沸いた。試合はそのまま終了し、清水は3年ぶりのJ1昇格へ一歩前進した。

 横浜FCは終盤で追いつかれものの、5月12日(熊本・0△0)から続く無敗記録が19に。2019年に記録したクラブ記録の18試合を更新し、クラブ新記録を樹立した。

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