町田MF相馬勇紀、優勝占う広島との“天王山”に「自信もパワーもみなぎる」負傷から完全復活宣言…28日に敵地

広島戦に向けての思いを語る町田MF相馬勇紀(カメラ・金川 誉)

 町田MF相馬勇紀(27)が25日、勝ち点で並ぶ首位・広島戦(28日・Eピース)に向け、町田市内での練習後に取材に応じ、完全復活を宣言した。今夏名古屋から加入し、8月7日のC大阪戦、同11日の湘南戦に先発出場したが、その後は負傷により約1か月間離脱。9月14日の福岡戦に途中出場で復帰し、同21日の札幌戦にも途中出場した。本来の調子を取り戻しつつあるアタッカーは「本当に(広島戦に)間に合った、という感じです。めちゃくちゃ(調子が)上がってきました。ほぼけが前に近い状態に戻せて充実感がありますし、自信もパワーもみなぎってきている」と話した。

 広島については「波に乗っているし、(今夏復帰した)川辺選手が加入してさらに縦に速くなった。裏へのランニングも速い。(広島の)3―4―2―1は、(町田の)4―4―2にきれいにいいところに(守備で)配置されると思う」と具体的に警戒するポイントを挙げた。一方で「逆に(守備では)スライドがうまくいけば、お互いミスマッチでいい方が勝つイメージ。うちの走力や、コミュニケーションがしっかりできれば、やれるんじゃないかと思っています」と分析し、自らはサイドを切り裂くイメージを膨らませた。

 町田加入後、相馬が出場した4試合は1勝2分け1敗。まだ“優勝請負人”として、期待に沿う活躍ができていないことは、自身が一番痛感している。万全に近い状態を取り戻して挑むビッグマッチへ向け「とにかくメラメラしている。移籍してきた時点で、やらなきゃいけないというか、期待していただいているのはすごく感じている。こないだ(サイバーエージェントの藤田)社長にもお会いする機会があって、すごく迎え入れていただいた。クラブもそうだし、本当に受け入れてくれたことに恩返しじゃないけど、一緒に喜びたいなと」。J1も残り7試合。勝てば首位再浮上となる一戦に向け、言葉にも力がこもった。

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