広島がフィリピンリーグ王者のカヤFCに3―0白星発進 スキッベ監督「パフォーマンスに満足している」 ACL2初戦

スキッペ監督

◆アジア・チャンピオンズリーグ2(ACL2) 第1戦 広島3―0カヤFC(19日・広島サッカースタジアム)

 初代王者を目指す広島はフィリピンリーグ王者のカヤFCから3点を奪い、白星発進を収めた。

 苦しい立ち上がりとなった前半37分、ペナルティーエリア内でボールを保持すると、FW満田がゴール前にパスを出し、FWドウグラスがすべり込みながら、右足で押し込んだ。リーグ戦先発3試合止まりの日頃の悔しさを晴らす先制ゴールに雄たけびをあげた。

 1点リードの後半9分には9月に加入したばかりのFWパシエンシアが実力を見せつけた。フリーでパスを受けると、ペナルティーエリア左から右足を振り抜き、ネットを揺らした。後半19分にはDFイヨハが左サイドからのクロスに頭を合わせて、3点目。「勝ち点3を取って、無失点で終わって良かった。自分の良さを出すには攻撃面も大事。勝ち切れたのは大きい」と振り返った。

 国際大会初タイトルへ向け、大勝したスキッベ監督は「選手のパフォーマンスには満足している」と納得の表情を浮かべた。

 2020年からカヤFCで指揮を執る日本人の星出悠監督は「このようなスタジアムで試合ができて誇りに思う。この敗戦を機に学ぶことが多い。チーム全体で学んでいけたら」と前を向いた。

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