ヤングなでしこが決勝進出　２得点のＭＦ松窪真心が優勝かけた北朝鮮戦へ「２回も負けている相手には絶対負けられない」Ｕ―２０女子Ｗ杯

◆ＦＩＦＡＵ―２０女子Ｗ杯　▽準決勝　日本２―０オランダ（１８日、コロンビア・カリ）

　日本は準決勝でオランダに２―０で勝利した。前半はチャンスを決めきれず苦しい時間が続くも、後半１０分にＭＦ松窪真心が待望の先制点を決めた。同３８分には松窪が２点目を取り試合を決定づけた。日本は３大会連続の決勝進出。２０１８年フランス大会以来２大会ぶりの優勝へ、決勝は２３日（現地時間２２日）に３月のアジア杯決勝で敗れたＵ―２０女子北朝鮮代表と対戦する。

　２得点でチームの決勝進出に貢献したＭＦ松窪真心は「結構苦しい時間が続いたが、いい時間帯に２ゴール決められた。今までゴールという形でチームの勝利に貢献できていなかったのでとてもうれしい」と笑顔を見せた。決勝で対戦する北朝鮮については「アジア大会で２回も負けている相手には絶対負けられないので、全員で勝ちに行きます」と力を込めた。

　狩野倫久監督は「試合の立ち上がりから前半で決定機があったものの、そこをものにできず非常に苦しい展開になった」と１２本のシュートを放ちながらも無得点に終わった前半を振り返ったが、「（前半苦しんだ中で）しっかりと選手たちが得点をあげ、粘り強く最後相手のパワープレーに対してもしっかりと守備をして守り切れた」と勝因を語った。