日本代表FW中村敬斗、極端に下げたソックスは「引退まで」継続 圧迫回避でプレー向上のため

羽田空港から離日した日本代表MF中村敬斗

 フランス1部・Sランスの日本代表MF中村敬斗が2日、新シーズンに向けた課題を明かした。オフ期間を終え、この日チーム合流に向け羽田空港から出国。出発前に羽田空港で取材に応じ「(今年1月の)アジア杯から縦への突破は成長してきた部分があるので、フランスでももっと勝負していければ、ゴールだけじゃなくアシストも増えてくる気がしています。来季はそういうところを出したい」と4ゴール1アシストに終わった昨季以上の結果を意識した。

 日本代表ではデビューから10試合で8ゴールと結果を残し、オーストラリア、サウジアラビアなどとの対戦が決まったアジア最終予選での活躍にも期待がかかる。「W杯という夢の舞台に向かう最終予選なので、厳しい戦いになるとみんな言いますけど、もし僕が出たらそこも含めて楽しみたい」とうなずいた。

 また日本代表での活躍で、極端に下げたソックスの履き方も注目を集めた中村。ふくらはぎの圧迫を避ける工夫で、パフォーマンスが上がった実感もあるという。現在開催中の欧州選手権でも、イングランド代表MFベリンガム(Rマドリード)らがソックスの後ろ側を切って穴を開けて着用するなど、圧迫を嫌う選手は増加傾向にある。しかしフランスリーグではソックスを切る行為は禁止。そのため「引退するまで(ソックスは)下げます」と笑い、今季も“独特”の履き方を継続する。

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