森保ジャパン、アジア最終予選で戦うライバルたち〈2〉 サウジアラビア 前回予選で敗北…中東屈指の強豪

 26年北中米W杯のアジア最終予選組み分け抽選が27日、マレーシア・クアラルンプールで行われ、日本はC組でオーストラリア、サウジアラビア、バーレーン、中国、インドネシアと同組になった。18チームが3組に分かれ、上位2位チームが出場圏獲得、3、4位がプレーオフ(PO)に回る。今大会からアジア枠が「4・5」から「8・5」に拡大されたが、最終予選での出場確定が各組2位以内であることは変わらない。2位以内を争うライバルとなるサウジアラビアを紹介する。

【サウジアラビア】

 アウェーで2連敗中の宿敵とまたも同組に入った。17年にロシアW杯最終予選で黒星。21年のカタールW杯最終予選でもMF柴崎岳のバックパスが相手に渡る痛恨のミスから失点し、0―1で敗戦。同予選3戦2敗とし、森保監督の進退問題に発展した因縁がある。

 サウジは同W杯で優勝したアルゼンチンから初戦で金星を挙げたが、1次リーグ敗退。昨年8月に元イタリア代表監督のロベルト・マンチーニ氏を招へいし、34年W杯開催に向けて国家全体で強化を進める。FWのS・ドサリが在籍するアルヒラルや、アルナスルなど全選手が国内でプレーし、連係面は十分。アジア杯で16強敗退、6月の2次予選でヨルダンに敗れるなど今回の抽選でポット2から3に落ちたが、実力はアジア屈指だ。

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