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C・ロナウド、先制ゴールと欧州CL出場歴代最多タイ記録も逆転負け 味方DFが一発退場

◆欧州CL グループ戦初戦 ヤングボーイズ2-1マンチェスターU(14日、スイス・ベルン)

 C・ロナウドの偉大な記録にまた一つ金字塔が加わった。マンチェスターUに復帰して欧州CLグループ戦に先発出場。これでRマドリードのかつての同僚GKイケル・カシージャスが保持していた最多出場記録の177試合に並んだ。

 しかも前半13分に先制ゴールを奪う。自身が持つ欧州CL史上最多得点記録をさらにまた一つ更新する135点目。ポルトガル代表の同僚MFフェルナンデスが左サイドから右足のアウトを使った技ありクロスに完璧に反応。右サイドを絶好のタイミングで走り出し、DFラインの裏に抜けて至近距離から右足を合わせ、またもGKの股を抜いた。

 再デビューとなったニューカッスル戦の2ゴールに続き、圧巻のロナウドの先制弾が飛び出し、マンチェスターU楽勝の予感がアウェーの場内に充満した。ところが試合の流れを変える1発レッドカードが飛び出す。

 前半35分、ファン・デ・ベークとのワンツーで中盤を抜け出そうとした右SBのワン・ビッサカ。しかしリターンボールに対するタッチがやや強く、ボールを逃す。そこに飛び込んで来た相手MFペレイラと交錯。ペレイラが左足を伸ばし、いち早くボールに触ったが、その瞬間ワン・ビッサカが右足を伸ばしてペレイラの左足首を踏み潰し、レッドカード判定の反則となった。

 欧州CLのアウェー戦。しかも慣れない人工芝の試合で10人の戦いを強いられ、さらに攻撃の起点となっていたサンチョを下げて22歳DFダロットを投入しなければならなかったマンチェスターUが次第に劣勢に追い込まれる。

 そして後半21分にヌガマレウの同点ゴールが飛び出すと、スールシャール監督は同27分に36歳ロナウドと攻撃的MFフェルナンデスに代えて、守れるリンガードと頑強なボランチ・マティッチをピッチに送り出し、逃げ切りを図った。

 ところが、この交代策が結果的に裏目に出た。10人の劣勢をなんとかしのぎ、1-1同点のまま試合終了と思われた後半ロスタイム最終分の5分目。ロナウドとの交代でピッチに出たリンガードが左サイドでボールを奪い返した味方のパスを受けると、プレスをかけられ、あわててバックパス。このボールがなんと最前線に張り出していたヤングボーイズFWシエバチュへの絶好のアシストとなってしまう。

 このリンガードのミスに乗じて、シエバチュが難なく決勝ゴールを奪い2-1逆転。ロナウド復帰で強豪のオーラが戻ったマンチェスターUを相手に文字通り試合最終分ゴールを決めた劇的な逆転劇にホーム・サポーターが熱狂した。まるで優勝を決めたゴールのセレブレーションのようにスタンドが大揺れとなり、咆哮がベルンの夜空にこだました。

 しかし、10人の戦い、また信じられないようなバックパスではあったが、明らかなミスが原因となった逆転弾で試合後のスールシャール監督は「サッカーにミスはつきもの。ジェシー(リンガード)も我々もこのミスから多くを学ぶ」とサバサバとした表情でコメント。また記念すべき177試合出場で先制ゴールを奪ったロナウドは「次の試合に集中する」と3億人を突破する自身のインタスグラムに投稿して、早くも気持ちを切り替えていた。(森 昌利)

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