【山本昌邦チェック】7連勝の川崎は相手考えさせた三笘の投入が勝機

川崎のリーグ再開後7連勝

◆明治安田生命J1リーグ第8節 G大阪0―1川崎(1日・パナスタ)

 勝負を分けたのは、相手を「考えさせる采配」だった。川崎の鬼木監督は後半からMF三笘をピッチに送り出した。数的不利でも仕掛けられるドリブラーの投入で、前線のポジションを入れ替えた。マークなどの対応をどうするか。G大阪の守備陣に空白の時間ができた。三笘にラインを下げられ、引き付けられ、ぽっかりと空いたMF大島にドスンとやられた。

 G大阪にとってみれば、最高の準備ができたと思える前半。川崎の心臓である大島、田中碧をリンクさせず、つないでゴールに迫る。宮本監督もハーフタイムに継続を訴えたはずだが、鬼木監督はそれを許さないカードを切った。交代枠が増えたこともあるだろうが、G大阪の準備を超える勝利は、横綱相撲と言っていい。多くの選手が試合に関わる川崎の勢いがさらに増す勝利となった。(スポーツ報知評論家)

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