【札幌】本拠連勝へ若手3バックが36歳イニエスタ止める…ペトロヴィッチ監督「チャンスを与えたい」

若き力に期待する札幌・ペトロヴィッチ監督

 J1北海道コンサドーレ札幌は2日、本拠地2連勝を懸け、昨季の天皇杯覇者・神戸を迎え撃つ。元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(36)らスター軍団に対して、札幌は、ねずみ年の年男イニエスタよりも一回り以上若い3バックを形成することが濃厚だ。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(62)が期待する「ミスを恐れぬ勇敢な姿勢」で“フレッシュ包囲網”を張り、4試合ぶりの無失点から完勝につなげる。

 若き力を結集し、タレント軍団をシャットアウトする。札幌は1日、ペトロヴィッチ監督が見守る中、宮の沢で約1時間半、練習した。イニエスタと同じくスペイン1部・バルセロナから加入のMFセルジ・サンペール(25)、ベルギー代表DFトーマス・フェルマーレン(34)ら豪華布陣の相手となる。指揮官は「神戸が札幌から何点取るか、そういう見方の人も多いだろう。でも、どんな相手とも勝負できるのが今の札幌だ」と不敵に笑った。

 負傷者が相次ぐ中でもリーグ再開後3勝3分け。好調札幌が今節も勝ち点を積み上げるためのカギは、前節で採用した0トップだけじゃない。DF登録の福森晃斗(27)、石川直樹(34)が別メニュー調整中でもあり、ミニゲームの3バックには、右から今季全試合先発出場の進藤亮佑(24)、田中駿汰(23)、前節でリーグ初先発した高嶺朋樹(22)が並んだ。相手攻撃をつかさどるイニエスタはねずみ年の36歳で、進藤はちょうど一回り下のねずみ年、大卒ルーキーの田中、高嶺はうし年というフレッシュな組み合わせ。「ミスなどは覚悟の上で、私は若手にチャンスを与えたい。局面ごとの1対1で負けないことが大事になる」。そのポリシーを札幌が体現する上で、若きエネルギーは貴重なピースとなり得る。

 神戸にはリーグ3連勝中も、札幌がJ1定着の17年以降、リーグ6試合全てで失点を喫してきた。前節で昨季リーグ王者の横浜M(3〇1)を粉砕したように攻撃が好調な今、7月12日の第4節・湘南戦(0△0)以来の無失点なら勝利の可能性はグッと高まる。「大卒1年目でワールドクラスのイニエスタらと対峙(たいじ)できるのは栄誉なこと。彼らがミスを恐れず勇敢に戦うことがクラブの成長にもつながるはずだ」と指揮官。ACL初出場にも直結する上位2位以内を掲げるチームにとって、試金石の一戦が幕を開ける。

(川上 大志)

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