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MF伊東がセルビア撃破弾 欧州勢に白星も脱大迫ならず 代役古橋ら不発でFW課題

 後半、クロスを押し込むがオフサイド判定となったオナイウ(中央)

 後半、クロスを押し込むがオフサイド判定となったオナイウ(中央) (C)デイリースポーツ

 「国際親善試合、日本1-0セルビア」(11日、ノエビアスタジアム神戸)

 日本がセルビアに1-0で競り勝った。後半3分、MF伊東純也(28)=ゲンク=が決勝ゴール。MF鎌田大地(24)=アイントラハト・フランクフルト=の右CKから、最後はファーサイドで右足で押し込んだ。森保一監督(52)就任後初の欧州勢との対戦で白星を挙げた一方で、負傷離脱した大迫不在のFW陣が結果を出し切れない課題を残した。日本は15日にW杯アジア2次予選F組の最終戦でキルギスと対戦する。

 国内で5年ぶりに得た欧州勢からの勝利は、日本の現在地を改めて顕在化させた。日本が欧州勢を国内に招いたのは16年6月の国際親善試合ボスニア・ヘルツェゴビナ戦(吹田)以来。18年7月に森保監督が就任して以降では初めてだった。

 均衡は後半開始早々に破れた。MF鎌田のCKをDF谷口が頭で角度を変え、走り込んだMF伊東が右足で合わせた。3日のU-24日本代表との試合で奪った先制点のリプレーのようだった。

 決勝点の伊東は「チームとして狙っていた形。(ボールが)来たらしっかり決めようという感じだった」と振り返った。日本代表の通算1300得点目。森保体制ではMF南野、FW大迫に続く通算5得点目に「あまり点を決めるタイプではないが、しっかり決められて良かった」と控えめな喜びを口にした。

 森保監督は「2点目を奪いにいく姿勢を選手が見せたのは良かった。選手が最大限、チャレンジしてくれた」と評価を与えた。一方でここ数年の課題でもある“脱大迫”に対する明確な解答は、またも持ち越しとなった。

 左内転筋を痛めて代表離脱した不動の1トップに代わって、指揮官は前半にFW古橋、後半からFWオナイウを送り出した。J1神戸の元スペイン代表MFイニエスタが見守る前で、古橋は持ち味の裏への抜け出しを何度も試みたが、無念のシュート0に終わった。

 今季J1で日本人トップの10得点を挙げ、待望の代表デビューとなったオナイウは後半19分にゴールネットを揺らしたが、無情にもオフサイドの判定。屈強なセルビアを相手に体を張ってボールを収め、大迫を彷彿(ほうふつ)とさせる姿も示したが、何よりも必要だった得点という結果は得られなかった。

 森保監督は「大迫がいない時の戦い方を作っていくということではプラス」と狙いを語っていたが、9月から始まる最終予選を前に攻撃の選択肢を広げるまでには至らなかった。最終予選を確実に勝ち抜くための推進力となる、新たな戦力の台頭が待たれる。

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