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マラドーナ氏死去で「明日から戦争」 莫大遺産めぐり親族10人以上が骨肉相続バトルへ

収入も莫大だったマラドーナ氏

 英雄亡き後に待ち受けるドロ沼の争いとは――。サッカー界のスーパースターで元アルゼンチン代表FWのディエゴ・マラドーナ氏が25日に60歳で死去したことで、新たな〝火種〟が持ち上がっている。あまりにも早すぎる死に世界中に衝撃が走ったが、今後に注目されるのが莫大な遺産の行方。複雑な家族構成ゆえ、相続を主張する関係者が続出しそうな雲行きとなっている。


 マラドーナ氏は現役時代にスペイン1部バルセロナ、イタリア1部ナポリ、アルゼンチン1部ボカジュニアーズなどの強豪クラブを渡り歩き、高額な報酬を手にしてきた。引退後もアルゼンチン代表監督を務めたほか、2011年にはUAE1部アルワスルに年俸990万ポンド(約14億円)という破格の待遇で招かれるなどサッカーにおける収入だけでも100億円以上を荒稼ぎした。

 それ以外にもスポンサーや権利関係の副収入に加え、キューバのフィデル・カストロ議長やイタリアマフィア、ドバイの投資家などさまざまな〝タニマチ〟がいたとされ、莫大な資産を築いたとみられている。マラドーナ氏の突然の訃報を受け、遺産の行方にも注目が集まりそうだ。

 北中米や南米で展開するメディア「エルフットボレロ」米国版は「マラドーナの死後、億万長者の財産の相続人は誰か」と題して今後の遺産相続を巡る争いを予想した。「彼の死の前に遺産はすでに論争されていた」と同紙が指摘するように、その資産規模が大きすぎるがゆえに生前から金銭トラブルが頻発。15年には自身の預金口座から無断で約10億円を引き出されたとして前妻クラウディアさんを訴えている。

 マラドーナ氏に現在の配偶者はおらず「直接の相続人は(実子の)ダルマとジャンニーナ、フェルナンド、ディエゴ・ジュニア、ジャナ。彼らの間で財産の大部分を分割する」と同紙は指摘。ただ、一筋縄ではいきそうもない。

 この5人のほか、英紙「サン」は「19年に、マラドーナ氏の顧問弁護士が3人のキューバ人の子供を認知しており、合計8人の子供がいる」と報じている。正式に血縁関係が認められれば、当然相続権が生じる。さらにマラドーナ氏には札幌や福岡でプレーした実弟のウーゴ氏(51)を始め7人のきょうだいがおり、こちらも遺産相続を主張する可能性がある。

「誰が財産を得るのか、明日から戦争が始まる」と同メディア。希代のスーパースターが残した遺産を巡り、まさに骨肉の争いが繰り広げられそうだ。

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