堂安律のドイツ1部ビーレフェルト移籍の理由は「若手Jリーガーの台頭」?

堂安律

 日本代表MF堂安律(22)がドイツ1部ビーレフェルトにレンタル移籍した背景にあるのは、若手Jリーガーの台頭か。堂安は昨夏にオランダ1部の強豪PSVアイントホーフェンに5年契約で完全移籍したが、思うように出場機会を得られず昨季は3得点にとどまった。堂安もビーレフェルトの公式サイトで「ブンデスリーガでプレーできるチャンスがとても重要だった」と語っており、出場機会を求めて昇格組クラブへの移籍を選んだようだ。

 このタイミングで出場機会を重視したのは、来夏の大舞台をにらんでのもの。オランダ誌「フットボールインターナショナル」が「(PSVで)先発出場が難しくなるため、来年の東京五輪出場を目指す堂安が出場機会を求めている」と報じたように、五輪代表入りへの危機感からだろう。2012年ロンドン五輪前、海外移籍の交渉が進んでいたMF清武弘嗣が本大会までC大阪に残留し、FW杉本健勇が大会4か月前に出場機会を求めてC大阪からJ2東京Vに移籍するなど、過去の大会でも五輪を巡る移籍劇が展開されてきた。

 さらに今季は新型コロナウイルス禍による過密日程でJリーグの若手の出場機会が激増。攻撃陣でもMF三笘薫(23=川崎)やFW斉藤光毅(19=横浜FC)が大ブレークした。東京五輪代表の森保一監督(52)も「チャンスをもらった選手がみんな良いパフォーマンスを見せている」と新戦力を高く評価していた。

 欧州でプレーしているとはいえ、出番が失われれば堂安といえども五輪出場は安泰ではない。サバイバルの激化が移籍を後押ししたと言えそうだ。

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