森友哉はどうなる…西武からFA移籍した歴代打者5人。今年も大物選手を流出か

産経新聞社

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 熾烈な日本シリーズが幕を閉じ、ストーブリーグを迎えた野球界では、FA戦線の動向が注目されている。1日には、今年の目玉の一人である西武・森友哉がFA権を行使することが発表された。これまでのFA選手を振り返ると、西武から移籍した選手は数多くいる。そこで今回は、西武からFA移籍を果たした大物野手5人を紹介する。

 

 

石毛宏典


出身:千葉県
投打:右投右打
身長/体重:180cm/75kg
生年月日:1956年9月22日
経歴:市立銚子高-駒沢大-プリンスホテル
ドラフト:1980年ドラフト1位
 
 プリンスホテルより1980年ドラフト1位で西武ライオンズに入団した石毛。1年目から規定打席到達し、打率.311を記録。新人王を獲得した。翌年以降も「常勝西武」不動のリードオフマンとしてチームの黄金期を牽引。1986年には打率.329、27本塁打、89打点を挙げ、チームのリーグ連覇に大きく貢献。三冠王を獲得したロッテ・落合博満らを抑えてパ・リーグMVPに輝いた。
 
 1987年には日本シリーズMVPも獲得するなど大舞台でも力を発揮。90年代は主に6番打者として秋山幸二・清原・デストラーデの後を打ち、無類の勝負強さをみせた。西武在籍14年で5連覇を含む11度のリーグ優勝、8度の日本一を果たしている。
 

 
 1994年シーズンオフに名将・森祗晶の後釜として西武の監督就任を打診されるも現役にこだわりこれを固辞。FA権を行使し、福岡ダイエーホークス(現ソフトバンク)に移籍した。ダイエーでは選手として2年間在籍し、1996年をもって現役生活に幕を下ろした。

清原和博


出身:大阪府
投打:右投右打
身長/体重:188cm/104kg
生年月日:1967年8月18日
経歴:PL学園高
ドラフト:1985年ドラフト1位
 
 大阪・PL学園高時代、「KKコンビ」として一世を風靡した清原は1985年のドラフトで6球団競合の末、西武ライオンズに入団。1年目からその実力を発揮し数々の新人記録を塗り替え新人王に選出。その後も「西武黄金期」の不動の4番として君臨し続けた。
 
 自身4度目の日本一を達成した1990年オフには当時史上最年少となる23歳での1億円プレーヤーに。その後も史上最年少での通算200号到達など数々の栄光を残した。西武在籍11年で8度のリーグ優勝、6度の日本一と通算329本塁打を記録した。
 

 
 1996年オフにFA宣言すると、巨人と阪神が獲得に名乗りを挙げた。清原は悩み抜いた結果、幼少期からの憧れであった巨人を選んだ。新天地では故障に悩まされながらも、2000年には通算400号、2004年には通算2000安打、2005年には通算500号と在籍中に数々の金字塔を打ち立てた。実働22年で放った通算525本塁打は歴代5位の大記録である。

和田一浩


出身:岐阜県
投打:右投右打
身長/体重:182cm/90kg
生年月日:1972年6月19日
経歴:県立岐阜商-東北福祉大-神戸製鋼
ドラフト:1996年ドラフト4位
 
 和田は神戸製鋼から1996年ドラフト4位で捕手として西武ライオンズに入団。プロ4年目の2000年は55試合に出場し規定打席未達ながら打率.306とブレークの兆しを見せると、翌01年には16本塁打を放った。
 
 2002年からはその打棒を買われ外野手一本に専念すると、打率.319、33本塁打、81打点を挙げ、チーム4年ぶりとなるリーグ優勝に大きく貢献した。2005年には打率.322、153安打を放ち自身初タイトルとなる首位打者と最多安打を獲得している。
 

 
 00年代前半の西武を主力として支えたのち、2007年オフに幼い頃より愛着のあった中日にFA移籍。在籍3年目の2010年は全試合の出場で、打率.339、37本塁打、93打点とチーム三冠に輝く活躍を見せ、チームのリーグ優勝に主力として大きく貢献。シーズンMVPにも選出される活躍を見せた。中日在籍中に通算300号、2000安打を達成したのち2015年をもって現役生活を終えた。

片岡治大


出身:千葉県
投打:右投右打
身長/体重:176cm/80kg
生年月日:1983年2月17日
経歴:宇都宮学園高-東京ガス
ドラフト:2004年ドラフト3巡目
 
 片岡は東京ガスより2004年ドラフト3巡目で西武ライオンズに入団。プロ2年目に出場機会を増やし二塁手のポジションを獲得すると、2007年は38盗塁を決め、盗塁王に輝いた。
 
 翌2008年は167安打を放ち最多安打を獲得。盗塁数は50を数え、リーグ優勝と日本一を果たしたチームのリードオフマンとして存在感を放った。2009年に51盗塁、2010年には59盗塁をマーク。高い盗塁技術と盗塁成功率を生かし、4年連続のタイトルも手にした。
 

 
 走攻守揃った1番打者として西武で長らく活躍すると13年オフにFA権を行使し、2014年からは巨人へ。移籍1年目は126試合に出場し、チームのリーグ3連覇に貢献した。翌15年には史上29人目となる通算300盗塁を達成。右膝の故障を理由に2017年シーズンをもって引退したが、通算320盗塁は歴代26位の数字となっている。

浅村栄斗


出身:大阪府
投打:右投右打
身長/体重:182cm/90kg
生年月日:1990年11月12日
経歴:大阪桐蔭高
ドラフト:2008年ドラフト3位
 
 浅村は大阪桐蔭高より2008年ドラフト3位で、埼玉西武ライオンズに入団。プロ3年目の2011年は137試合に出場し、10月の月間MVPに選出される活躍を見せた。2013年は全試合に出場。打率.317、27本塁打、110打点を挙げるなど飛躍の年となった。この年浅村は、平成生まれでは初となる打点王に輝き、長打率(.554)でもリーグ1位を記録した。
 
 2017年9月28日のホークス戦で通算1000安打に到達。これも平成生まれでは初の快挙となった。翌2018年には、打率.310、32本塁打、127打点とキャリアハイの成績。チーム10年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。打点では球団新記録を更新し、「3割、30本、100打点」は球団日本人選手では初の快挙となった。
 
 2018年オフに楽天へFA移籍。楽天移籍後1年目となった2019年はキャリアハイを更新する33本塁打を放つと、翌2020年も32本塁打を放ち自身初の本塁打王に輝く。今季は西武在籍時から7年連続となる全試合出場を果たし、2022年9月7日のホークス戦では1000試合連続出場も達成。鉄人ぶりを発揮し、主力としてチームを支えた。27本塁打は、リーグ2位の好成績だった。
 

 
 今オフFA権を再び取得した浅村は、楽天への残留を発表した。頼れる主砲は、来季10年ぶりのリーグ優勝・日本一への原動力となれるか。

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