日本のWBC2023制覇は茨の道?続々と参加表明した大物メジャーリーガーたち|アメリカ代表編

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2023年3月にWBC(ワールドベースボールクラシック)が開催されることが正式に発表された。前回大会優勝のアメリカでは大物メジャーリーガーが次々と参加を表明し、連日メディアを賑わせている。今回はWBCへの参加を表明した大物メジャーリーガーたちを紹介したい。

 

 

マイク・トラウト(ロサンゼルス・エンゼルス)


・ポジション:外野手
・投打:右投右打
・身長/体重:188㎝/107㎏
・生年月日:1991年8月7日
・ドラフト:2009年MLBドラフト1巡目(全体25位)
 
 大谷翔平とチームメイトであり、MLB現役最強打者との呼び声も高いマイク・トラウト。鈴木誠也のシカゴ・カブスへの入団会見でトラウトと同じ背番号27を選んだ理由を聞かれ、「マイク・トラウト、アイラブユー」と答えたことも記憶に残っているファンも多いだろう。
 
 トラウトは2009年MLBドラフト1巡目(全体25位)でロサンゼルス・エンゼルスに入団した。19歳という若さでメジャーデビューを果たすと、2012年は打率.326、30本塁打、49盗塁をマークし、盗塁王とア・リーグの新人王を獲得。史上最年少(21歳)かつ新人初の30本塁打・30盗塁の達成となった。
 

 
 その後も安定した成績を残し続け、ここまでMVP3回、ハンク・アーロン賞2回、シルバースラッガー賞8回、受賞している。2017年から3年連続のOPS(出塁率+長打率)1,000越えを記録し、既に通算300本塁打・200盗塁を達成。2019年には当時北米スポーツ史上最高の12年4億2650万ドル(約554億4500万円)での長期契約を結んだ。ここ2年は負傷により、戦列を離れることもあるが、主将としてチームを引っ張るWBCでの活躍は見逃せない。

ブライス・ハーパー(フィラデルフィア・フィリーズ)


・ポジション:外野手
・投打:右投左打
・身長/体重:191㎝/95㎏
・生年月日:1992年10月16日
・ドラフト:2010年MLBドラフト1巡目(全体1位)
 
 昨シーズンのナ・リーグMVPを獲得したブライス・ハーパーもWBCへの参加を表明した。
 
 ハーパーは2010年MLBドラフト全体1位指名でワシントン・ナショナルズへ入団。
2012年にメジャーデビューを果たすと、22本塁打を放ち、ナ・リーグ新人王を獲得した。2015年には、打率.330、42本塁打を記録し、本塁打王と22歳にして、ナ・リーグMVPを獲得している。
 
 2019年には13年3億3000万ドルの大型契約でフィラデルフィア・フィリーズにFA移籍。昨シーズンは打率.309、35本塁打、OPS1.044の好成績で2度目のMVPを獲得した。
 

 
 “選ばれし者”の異名をとる米球界屈指の怪物打者は、出塁能力・長打力ともに長け、トラウト同様毎年高いOPSを叩き出している。MVPだけでなく、ハンク・アーロン賞も2度獲得しているスーパースターは、WBCの舞台でもパワフルな打撃とアグレッシブなプレーを見せるはずだ。

ノーラン・アレナド(セントルイス・カージナルス)


・ポジション:内野手
・投打:右投右打
・身長/体重:188㎝/98㎏
・生年月日:1991年4月16日
・ドラフト:2009年MLBドラフト2巡目(全体59位)
 
 2017年の前回大会でアメリカ代表の4番を務めたノーラン・アレナドもWBCへの参加を表明した。短縮となった2020年シーズンを除き、2015年以降は全シーズンで30本塁打、100打点以上を記録しているアメリカを代表するスラッガーだ。
 
 2013年にコロラド・ロッキーズでメジャーデビュー。デビュー1年目から133試合に出場し、三塁の守備ではUZR+14.6を記録し、新人ながらゴールドグラブ賞を獲得。2015年には、42本塁打、130打点の成績で本塁打王と打点王の二冠に輝いた。翌16年にも41本塁打、133打点を記録し、2年連続で本塁打王と打点王の二冠を獲得。2018年にも本塁打王を獲得し、ここまでシルバースラッガー賞を4度獲得している。
 

 
 特に三塁の守備ではデビューから9年連続ゴールドグラブ賞。さらに最も守備に優れた選手が選ばれるプラチナ・ゴールドグラブ賞では歴代最多の5回受賞している。広い守備範囲と肩の強さを生かしたスローイングで数々の好プレーを生み出し、歴代最高の三塁手とも言われている。

ポール・ゴールドシュミット(セントルイス・カージナルス)

・ポジション:内野手
・投打:右投右打
・身長/体重:191㎝/100㎏
・生年月日:1987年9月10日
・ドラフト:2009年MLBドラフト8巡目(全体246位)
 
 前回大会でもWBCに参戦したポール・ゴールドシュミットも2023年のWBCへの参加を既に表明している。
 
 ゴールドシュミットは2009年にアリゾナ・ダイヤモンドバックスへ入団。2011年にメジャーデビューを果たすと、翌年から正一塁手に定着。2013年には打率.302、36本塁打、125打点を記録し、本塁打王と打点王の二冠を獲得した。
 
 その後も本塁打を量産し続け、今年7月に通算300本塁打を達成。これまで、一塁手として、シルバースラッガー賞4回、ゴールドグラブ賞4回を獲得している。一塁手としての4回のシルバースラッガー賞の獲得は最多タイ記録になっている。
 

 
 既に34歳というベテランの域に差し掛かっているが、衰えを知らずで、今シーズンは打率、本塁打、打点の3部門でリーグTOP3に入る好調ぶりをみせている。2017年大会では1安打のみに終わったが、2023年大会ではゴールドシュミットの打棒に注目が集まる。

トレバー・ストーリー(ボストン・レッドソックス)

・ポジション:内野手
・投打:右投右打
・身長/体重:188㎝/97㎏
・生年月日:1992年11月15日
・ドラフト:2011年MLBドラフト1巡目(全体45位)
 
 遊撃手として、シルバースラッガー賞を2回獲得、現在はボストン・レッドソックスで二塁手として活躍しているトレバー・ストーリーもWBCへの参加を表明した。
 
 ストーリーは2011年MLBドラフト1巡目でコロラド・ロッキーズへ入団。2016年の開幕戦でメジャーデビューを果たすと、デビュー戦でいきなり2本塁打を放った。2016年シーズンは怪我で途中離脱をしたが、97試合に出場し、27本塁打をマークした。翌年は不振に陥ったものの、2018年には打率.291、37本塁打、27盗塁の好成績をマークし、シルバースラッガー賞を獲得している。
 

 
 19年には2年連続となるシルバースラッガー賞を獲得すると、20年シーズンは「足」でも魅せ、盗塁王を獲得した。短縮シーズンとなった2020年以外は毎年20本塁打以上を記録し、20盗塁以上も3度記録するなど、走攻守三拍子揃ったストーリー。21年オフには6年契約でボストン・レッドソックスに移籍し、今シーズンは開幕こそ不調に苦しんでいたが、5月には1試合3本塁打を記録するなど、新天地でも徐々に本領を発揮している。

J.T.リアルミュート(フィラデルフィア・フィリーズ)


・ポジション:捕手
・投打:右投右打
・身長/体重:185㎝/96㎏
・生年月日:1991年3月18日
・ドラフト:2010年MLBドラフト3巡目(全体104位)
 
 MLBを代表する「打てて走れる捕手」のJ.T.リアルミュートも参加を表明した。
 
 2010年MLBドラフト3巡目でフロリダ・マーリンズ(現マイアミ)に入団。2014年にメジャーデビューを果たすと、翌15年から正捕手に定着。当時イチローとの共闘を覚えている人も多いだろう。
 
 2018年には21本塁打を放ち、自身初のシルバースラッガー賞を獲得。2018年オフに開催された日米野球にも参加し、2本の本塁打を放った。2019年にフィラデルフィア・フィリーズに移籍すると、自己最多の25本塁打を放ち、2年連続のシルバースラッガー賞に輝いている。さらに同年はリーグトップの盗塁阻止率(.467)をマークし、ゴールドグラブ賞を獲得した。ポップタイム(捕手が捕球してから二塁にいる野手にボールが到達するまでの時間)もリーグトップを誇っている。
 

 
 2021年には自己最多の13盗塁。今季はさらに上回る盗塁数を記録するなど、走攻守にわたって球界トップクラスの捕手だ。

ピート・アロンソ(ニューヨーク・メッツ)


・ポジション:内野手
・投打:右投右打
・身長/体重:191㎝/111㎏
・生年月日:1994年12月7日
・ドラフト:2016年MLBドラフト2巡目(全体64位)
 
 MLB新人本塁打記録を更新した大砲ピート・アロンソもWBCへの参加を表明した。
 
 アロンソは2016年のMLBドラフト2巡目(全体64位)でニューヨーク・メッツから指名を受け、プロ入り。2019年にメジャーリーグデビューを果たすと、1年目から打率.260、53本塁打、120打点の好成績をマーク。新人最多本塁打を更新し、ナ・リーグ新人王と本塁打王を獲得した。
 

 
 2021年シーズンもナ・リーグ3位となる37本塁打を記録。今シーズンも既に30発を放っている。特に2019年、2021年のオールスターのホームランダービー(本塁打競争)では史上3人目の連覇(※2020年は開催なし)を成し遂げたことも知られる。既に同じ一塁を守るゴールドシュミットも参加を表明しており、どのような起用になるか注目が集まっている。

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