ロサリオ、バティスタ、ロドリゲス…貧打解消の救世主となるか。2022年台湾リーグ助っ人はNPB色が濃い?

Getty Images

 台湾プロ野球(CPBL)の中信ブラザーズが12日、新たな助っ人としてドミニカ出身のフランシスコ・ペーニャと契約することがわかった。現在32歳のペーニャは、米大リーグ通算で5本塁打、打率.216の成績だが、マイナーリーグでは長い期間にわたって活躍し、2021年も3Aで23本塁打を放つ貢献ぶりだった。2021年台湾シリーズを獲った中信ブラザーズは、今シーズンの打撃力も大きな期待をされている。
 

 
 昨シーズンのCPBLは、各チームとも打力不足に悩まされた。台湾シリーズで勝利した中信ブラザーズでさえもチーム本塁打数は77本(/120試合)。試合数や環境の違いはあれど、日本プロ野球のリーグ優勝チームであるヤクルト(142本)、オリックス(133本)と比べると、およそ半数程度にとどまった。そこで、各チームは2022年に入ると、すぐさま長距離砲の獲得を進めた。

 南台湾にある統一ライオンズも6日、元阪神のウィリン・ロサリオと契約した。韓国で大活躍したロサリオは、阪神時代こそ外の変化球を苦しみ、わずか一年で解約となったが、アメリカの3Aに戻っても成績は悪くなく、2019年には20本塁打を放つ活躍。その豪快なスイングはCPBLのピッチャーに十分適用すると、球団から大きな期待を受けている。同球団打撃コーチの劉育辰氏も台湾メディアの取材に対し、「シーズン20本は基本じゃないかな」と評価しており、2月からの春キャンプ合流予定を待ちわびている様子だ。
 
 さらに、リーグ最少の52本塁打にとどまった味全ドラゴンズも、元日本ハムのロニー・ロドリゲスと契約。ロドリゲスは、昨季日本ハムで打率2割にも満たなかったが、コロナの影響でなかなか発揮できなかった経緯もあり、味全球団は獲得に踏み切った。さらに、味全球団は、テルビン・ナッシュも獲得。2019年に米独立リーグで41本を放った大砲で、富山や神奈川など日本の独立リーグにも所属経験がある。この二人の加入で、味全は長打力を改善できるか注目が集まる。
 
 そして、富邦ガーディアンズも8日、元広島のサビエル・バティスタと契約合意し、2月から球団に合流予定。2019年に26本塁打をマークした大砲も、今シーズン富邦球団に大きな打撃力を与えることは間違いない。
 
 一方で、唯一助っ人打者を補強していない楽天モンキーズは今季、ピッチャー陣が強力な新戦力たちに手を焼くことになるかもしれない。
 
 
鄭仲嵐

ジャンルで探す