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大谷翔平、シーズン2桁勝利2桁本塁打の軌跡。日本人最速の165キロも計測【2016年編】――NPB歴代1位記録の詳細を振り返る【プロ野球史を振り返る】

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 新型コロナウイルス感染症の影響で、6月19日の開幕が決まったプロ野球。例年より少ない公式戦120試合が予定されており、「数」の記録の更新が難しくなる一方で、「率」の記録においては、新記録が生まれる可能性もある。
 

 
 2000年以降、更新が難しいと考えられてきた記録が次々と塗り替えられてきた。イチローの210安打はマット・マートンが塗り替え、王貞治らの55本塁打はウラディミール・バレンティンが抜き去り60本の大台に乗せた。現役選手の中にも、「NPB記録」を保持する選手が数多く存在する。
 
 今回はNPB史上初の2桁勝利2桁本塁打を2014年、2016年の2度達成した大谷翔平(現ロサンゼルス・エンゼルス)にフォーカスを当て、記録の詳細を振り返る。今回は2016年シーズンを振り返っていきたい。

大谷、2016年シーズンの全貌は?

 日本ハム・大谷翔平は2016年7月3日ソフトバンク戦で10本塁打目、9月28日西武戦で10勝目を記録し、自身2度目となるシーズン2桁勝利2桁本塁打を達成。最終的に10勝、22本塁打を記録した。
 
 2016年の大谷は、初めて2桁勝利2桁本塁打を記録した2014年シーズンを上回る活躍を見せ、二刀流として確固たる地位を築いた。まずはシーズンの幕開けとなった3月25日ロッテ戦で2年連続となる開幕投手を務めた投手・大谷。7回3失点(自責点2)と役割を果たすが、敗戦投手となった。打者・大谷の初出場は3月29日オリックス戦。6番DHで出場し、3打席目に3ラン本塁打を放つなど2安打5打点の活躍で、好スタートを切った。3、4月は投手として防御率2.27に抑えるも、打線の援護なく2敗。打者としては3本塁打を記録した。
 
 5月は、登板6試合目となった1日ロッテ戦でシーズン初勝利を記録するなど3勝を記録。打者としても前月の倍となる6本塁打を記録し、二刀流としてハイレベルな活躍を見せた。6月は本塁打なしに終わったが、投手として4戦4勝、防御率0.29と抜群の安定感で月間MVPに輝いた。
 
 打者として9本塁打を放ち、迎えた7月3日ソフトバンク戦では1番投手として出場。第1打席に初球先頭打者本塁打を放ち、2桁10本塁打に到達。この日は投手としても8回無失点の好投で勝利投手となるなど前例のない活躍を見せた。同月はプロ初ホールドを記録するなど3試合(15回1/3)を投げ、1勝1ホールド、防御率1.76、打者としても4本塁打を記録した。
 
 8月は登板なしに終わった投手・大谷。対照的に打者としては7本塁打を記録し、27日西武戦では20本塁打に到達した。
 
 投手として9勝を挙げ、迎えたシーズン最終登板となった9月28日西武戦。9回1安打完封で2桁10勝、同時にチームもリーグ優勝を決め、胴上げ投手となった。9、10月は投手として2勝、打者として2本塁打を記録した。
 
 同年は大谷の投打に渡る活躍もあり、チームは日本一を達成。個人としてはリーグMVP、NPB史上初の投手部門、DH部門のベストナインW受賞を果たした。
 
 NPBでは圧倒的な活躍で、異彩を放った大谷。2017年オフには海を渡り、MLBでも二刀流として、その名を轟かせることになる。

大谷翔平、2016年シーズン 投球成績詳細

シーズン成績
21試合(140回)、10勝4敗1ホールド、174奪三振、防御率1.86
 
月別成績
3、4月 5試合(35回2/3)、2敗、38奪三振、防御率2.27
5月 5試合(34回)、3勝2敗、43奪三振、防御率3.44
6月 4試合(31回)、4勝、41奪三振、防御率0.29
7月 3試合(15回1/3)、1勝1ホールド、18奪三振、防御率1.76
8月 登板なし
9、10月 4試合(24回)、2勝、34奪三振、防御率1.13
 
対戦チーム別成績
パ・リーグ
対ソフトバンク 4試合(28回2/3)、2勝、32奪三振、防御率1.26  
対ロッテ 5試合(21回)、1勝1敗、36奪三振、防御率3.34
対西武 3試合(21回)、1勝2敗、36奪三振、防御率3.43
対楽天 3試合(21回)、2勝1敗、20奪三振、防御率0.86
対オリックス 3試合(13回)、1勝1ホールド、20奪三振、防御率1.38
セ・リーグ
対巨人 1試合(9回)、1勝、10奪三振、防御率1.00
対阪神 1試合(7回)、1勝、8奪三振、防御率0.00
対中日 1試合(8回)、1勝、12奪三振、防御率0.00
 
球場別成績
札幌ドーム 8試合(41回1/3)、2勝1敗1ホールド、51奪三振、防御率2.61
福岡ヤフオク!ドーム 3試合(22回2/3)、14奪三振、防御率1.19
QVCマリンフィールド 2試合(16回)、1勝1敗、19奪三振、防御率3.38
西武プリンスドーム 2試合(15回)、1勝1敗、25奪三振、防御率2.40
Koboスタジアム宮城 2試合(15回)、1勝1敗、14奪三振、防御率1.20
京セラドーム大阪 1試合(7回)、1勝、11奪三振、防御率0.00
東京ドーム 1試合(9回)、1勝10奪三振、防御率1.00
ナゴヤドーム 1試合(8回)、1勝、12奪三振、防御率0.00
地方球場 1試合(6回)、6奪三振、防御率1.50

大谷翔平、2016年シーズン 本塁打詳細

シーズン合計 22本塁打
 
月別成績
3、4月 3本
5月 6本
6月 0本
7月 4本
8月 7本
9、10月 2本
 
内容
ソロ本塁打 9本
2ラン本塁打 10本
3ラン本塁打 3本
 
打球方向
レフト 4本
センター 4本
ライト 1本
左中間 6本
右中間 7本
 
打席別
第1打席 6本
第2打席 4本
第3打席 7本
第4打席 4本
第6打席 1本
 
対戦チーム別成績
対ソフトバンク 9本
対ロッテ 1本
対西武 1本
対楽天 5本
対オリックス 5本
対ヤクルト 1本
 
球場別成績
札幌ドーム 10本
福岡ヤフオク!ドーム 3本
QVCマリンフィールド 1本
西武プリンスドーム 1本
Koboスタジアム宮城 3本
東京ドーム 2本
地方球場 2本

【図表】大谷翔平、2016年シーズン 投球成績、本塁打詳細


 


 
 
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