仙台育英、13安打8得点で猛追かわし2年ぶり3回戦 守乱の隙付かれた鳴門敗退で四国勢は全滅【全国高校野球】

初回あっという間の4得点!4番・小濃のソロ含む6安打

<第9日 第1試合 2回戦 ○仙台育英 8―5 鳴門●>(14日、阪神甲子園球場)
 
 第101回全国高校野球選手権大会は14日に9日目を迎え、第1試合では鳴門(徳島)と仙台育英(宮城)が対戦。仙台育英が追い上げられながらも後半突き放して2年ぶりの3回戦進出を果たした。
 
 初戦の飯山(長野)戦で20得点を叩き出した仙台育英は、この試合も初回から鳴門の先発・西野知輝(3年)に対して猛攻を仕掛ける。
 
 先頭の1番・中里光貴(3年)が初球を捉えて左翼へ二塁打を放つと、続く宮本拓実(2年)は三塁線へのセーフティーバントがセーフ。一、三塁となって併殺打の間に1点を先制した。
 
 走者はいなくなったが、4番・小濃塁(3年)が右中間スタンドへ大会第26号のソロ本塁打を叩き込み2-0。さらにここから連続安打と盗塁で2死二、三塁とすると、7番・猪股将大(3年)も左翼へ2点適時二塁打を放って、この回一挙6安打4得点で見事な先制攻撃を見せた。
 
 一方、初戦で花巻東(岩手)に10得点で快勝した鳴門は、仙台育英の背番号「10」の先発・鈴木千寿(3年)に対して2三振を喫するなど3者凡退。初回の攻防で仙台育英が主導権を握る。
 
 鳴門は続く2回に1死から5番・宮崎龍司(3年)が右前安打で出塁。バントで二塁に送り反撃のチャンスを作ったが、7番の納田源一郎(2年)が右翼へ痛烈なライナーを放つも、この打球を仙台育英の小濃が好捕し無得点に終わった。
 
 2回、3回と得点できなかった仙台育英だったが、4回に先頭の猪股が四球、送りバントと打撃妨害で1死一、二塁のチャンスを作る。そして中里のこの日3安打目となる右前適時打を放って1点追加。なおも一、三塁で宮本の内野ゴロの間にも1点を加え6-0とリードを広げた。
 
 前半のうちに反撃したい鳴門は、4回についに鈴木を捉える。先頭の2番・車谷幹太(3年)が相手エラーで出塁すると、続く田口史樹(2年)はセーフティーバントを決めて無死一、二塁。このチャンスに4番・浦和博(3年)が中前へ適時打を放ってようやく1点を返した。そしてなおも一、三塁で宮崎も中前適時打で続き2点目。4点差として鈴木をマウンドから引きずりおろした。
 
 鳴門は、仙台育英の2番手で登板したエース・大栄陽斗(3年)に対しても攻撃の手を緩めない。送りバントで1死二、三塁とチャンスを広げると、納田が左前へ落ちる適時打を放ち3-6。さらに盗塁で二、三塁とし、8番・原田力輝(2年)に右中間を破る2点適時二塁打が飛び出してこの回一挙5安打5得点。5-6と1点差に詰め寄った。
 
 5回、仙台育英は1死一、二塁。鳴門も2死一、三塁のチャンスを作るともともに無得点。両エースが踏ん張り切って1点差のまま試合は後半に突入する。
 
 グラウンド整備明けの6回、先に得点したのは仙台育英。先頭の9番・水岡蓮(3年)が右前安打と相手のエラーの間に二塁に進塁すると、その後西野の暴投などで1死三塁のチャンスを作る。そして宮本の一ゴロの間に水岡が生還して7-5と2点差に広げた。
 
 鳴門が6回に1死二塁で無得点に終わったのに対し、仙台育英は続く7回にも1死三塁から大栄が中前へ運んでの適時打。なおも送りバントと相手エラーで2死一、三塁とチャンスを広げたが、ここは西野が踏ん張って最少失点に抑え切った。
 
 8回126球を投げた西野の力に報いたい鳴門だったが、5回以降は得点できず。7回から登板した1年生の笹倉世凪(1年)に対しても、走者を出しながらも繋げることができなかった。
 
 仙台育英は9回、鳴門の2番手・竹内勇輝(3年)の前に無得点に抑えられたが、3イニング目に入った笹倉も代打・岸本拓也(1年)に中前安打を許すも無失点に抑えて試合終了。8-5で勝利した仙台育英は、8強入りした2017年以来2年ぶりの3回戦進出した。
 
 一方、鳴門は3年ぶりの3回戦進出はならず。鳴門が敗退したことで、高松商(香川)、宇和島東(愛媛)、明徳義塾(高知)に続いて今大会の四国勢が全て敗退となった。

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