まさかのテスト不合格に「マジかぁ…」 元ドラ1が痛感…心苦しかった関係者への報告

2021年までオリックスでプレーしていた吉田一将【写真:荒川祐史】

2021年までオリックスでプレーしていた吉田一将【写真:荒川祐史】

昨季までオリ在籍の吉田一将…ロッテの秋季練習にテスト参加も不合格に

 今シーズンは独立リーグでプレーし、ロッテの入団テストにも参加した元オリックス・吉田一将投手。NPB復帰は叶わなかったが、野球への情熱は失っていない。激動の1年を終えた右腕は海外でのプレーも視野に入れ、現役続行を決断した。

 NPBに戻れるかもしれない――。期待と不安の1か月を過ごしたが、結果は残酷だった。11月10日から2日間、テストのためロッテの秋季練習に参加。ブルペン、シート打撃に登板し最速145キロをマークした。球団からの返事が来たのは1か月後の12月10日。復帰に向けトレーニングを行うジムの駐車場で着信に気付き、球団から「不合格」の通知を受けた。

「自分のなかでも半分半分。今は次に向けて気持ちは切り替えてますが、不合格という結果が来た時は『マジかぁ……』という感じでした。でも、もうこれはしょうがない。枠の問題などあるのは分かっていたので」

 過去にNPB経験者が春、秋のキャンプに参加した“テスト”の合格率は高かった。それだけにロッテの秋季練習に参加した直後には周囲から「戻れて良かった」「結果はいつ?」と、祝福の声が相次いだ。期待を持たせてしまった関係者への連絡が心苦しかった。

元オリックス・吉田一将【写真:橋本健吾】

元オリックス・吉田一将【写真:橋本健吾】

アジア、米国などを含めた海外でのプレーを目指す

 2013年ドラフト1位でオリックスに入団した右腕は2021年オフに戦力外通告を受け、今年は独立リーグ・ルートインBCリーグの「新潟アルビレックスBC」でプレー。全力を尽くした1年間を「モチベーションを高く持って投げることができた。投球面、肉体的にもいい状態で過ごせた。結果的にはNPBに戻ることはできませんでしたが、いい経験になりました」と振り返る。

 今後はプロ1本に絞って、現役を続行する。社会人野球などからオファーは届いたが「僕は高校、大学、社会人、独立リーグと全てのカテゴリーを経験して日本の野球は全てやった。ステップアップじゃないですが、海外なども視野に入れたい」と、今後はトレーニングを続けながらアジア、米国などを含めた海外でのプレーを目指していく。

「野球人生は一回きりなので。現役を辞めた時に色んな経験がプラスになると思っています」

 まだまだ野球への情熱を失っていない。“ドラ1右腕”は可能性がある限り、もがき続けていく。(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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