新型コロナ 最新の感染状況や対応は

「体験入部」だけでは判断は難しい 現場を見てきた野球ママが教えるチーム選び

2人の男の子を育てるお母さんに、少年野球の「チーム選びのポイント」を聞いた

2人の男の子を育てるお母さんに、少年野球の「チーム選びのポイント」を聞いた

野球ママの連載「Reality」第1回スタート

 少年野球は親の協力が不可欠。チームに深くかかわるほど、やりがいや楽しみが増える一方、負担や悩みは大きくなっていく。2人の息子を育てる「野球ママ」が、親の抱える悩みや問題解決のヒントを示す連載「野球ママのReality」。第1回は2人の男の子を育てるお母さんに少年野球の「チーム選びのポイント」を教えてもらった。聞いたことのある「体験入部」にヒントがあった。

◇◇◇◇◇◇◇

 はじめまして。私は首都圏で2人の男の子を育てる母親・玲奈と申します。長男は中学まで野球をして、高校からは別の競技に転向しました。次男は現在、中学生で硬式野球チームに入っています。次男は本気で野球をしたいということで、いわゆる強豪でプレーしています。ただ、セレクションがあったわけではなく先着順でした。

 次男のチームは人数が多くて練習場所が足りず、保護者がグラウンドの確保をサポートします。監督からも「他のチームよりも親御さんの仕事が非常に多いので覚悟してください」と最初から言われていました。選手ひとりひとりがボールを触る回数は少ないし、他のチームに行けば試合にも出られるともおっしゃっていました。選手を入団させようと、良いことばかりを話すチームもあると思いますが、監督が先にマイナス面を伝えることに誠実さを感じました。監督の人柄に惹かれて入っている人も多いように感じますし、方針に納得した上でチームに入ったので精一杯、子どもをサポートしようという気持ちになりました。

 強豪チームの中には、レギュラークラスの1軍選手だけが大事にされて、それ以外の子どもたちは、ほとんどボールを触れずに走っているだけという話を聞いたことがあります。次男のチームはそういうことがなくて、上手い子も下手な子も遠征のメンバーに入って、練習試合に出場しています。もちろん、公式戦は1軍の選手が出ているので、子どもたちの中では自分が1軍、2軍、3軍と分かっていると思います。競争は必要なことですし、練習に大きな格差はないので、他のチームと比べて楽しくないと感じる子どもたちは圧倒的に少ないと思っています。

 お子さんが野球を始めようしているご家庭は、どのチームを選べばいいのか迷っているのではないでしょうか。また、今のチームで続けることに疑問を持っている方もいると思います。私の経験が、チーム選びの参考になるかもしれないのでお話します。

怒鳴るタイプの監督と、前向きな言葉をかける監督…それぞれの結果は?

 私の息子たちは小学1年生から野球を始めました。チームに入ってみないと分からないことは、たくさんあります。長男のチームは監督が頻繁に替わっていました。怒鳴るタイプと前向きな言葉をかけるタイプ、どちらの監督も経験しました。前向きな指導者の時、長男は楽しんで野球をしていて、力が伸びているのも感じました。逆に、怒鳴り声を上げる監督の時は楽しくなさそうで、存在感を消すように練習していました。

 試合に出る機会も減って、なおさら楽しくないという悪循環でした。チームとしても、前向きな言葉をかけてくれる監督の方が成績は良かったです。子どもたちの力は、どのチームも大きくは変わらないと思います。指導者が引き出す力で、勝敗が変わってくると感じました。

 チームを選ぶ際、体験に行く方は多いと思います。ただ、体験の子どもたちは「お客さん」なので、指導者はよそ行きの顔で子どもたちを持ち上げることが多いです。今でも、監督が怒鳴って、子どもたちが委縮しているチームはたくさんあります。できれば体験だけでチームを決めず、練習試合を“抜き打ち”でのぞきに行くのが良いです。試合の時は監督やコーチの本当の姿が出ます。そこで、怒号が飛ぶのか、前向きな言葉で背中を押すのか見えてきます。もちろん、厳しさを優先してチームを選びたい方々もいるので、私の経験や考えは1つの選択肢でしかありません。参考にしていただけたらと思います。(記事提供:First-Pitch編集部)

ジャンルで探す