女子プロ野球が導入する「ミックスボール」とは? 新スポーツの普及に期待

日本女子プロ野球リーグが創設10周年を迎え記者会見を実施【写真:編集部】

日本女子プロ野球リーグが創設10周年を迎え記者会見を実施【写真:編集部】

11月中旬から2月にかけての冬リーグに新スポーツ「ミックスボール」を導入

 女子プロ野球リーグ(JWBL)は創設10周年を迎え記者会見を行った。今シーズンの新チーム体制、昨季の1シーズン制から春、夏、秋、冬の4季リーグ戦を実地することが発表された。その中で冬季リーグは室内で行う新スポーツ「ミックスボール」も導入されることになった。

「ミックスボール」は野球を原型としプラスチック製のボールとバットを使用する「ウィッフルボール」を参考とした新スポーツ。名誉理事の角谷建耀知氏は「なぜ冬に野球ができないのか」と疑問を抱き、選手たちに負担が掛からないスポーツを考案したという。

 11月中旬から2月にかけて行われる予定の「ミックスボール」。プラスチック製のボールは投げた本人も予想できない変化を見せ、それをプロの技術を兼ね備えた打者が打ち返す。野球とは違い投手1名、野手は約4名と少数でプレーでき、JWBLは地域密着、新たなファンの獲得を狙っていく方針を掲げている。

 近鉄、巨人、阪神で活躍した太田幸司スーパーバイザーは「将来的には小学校の体育の授業でミックスボールを行えるようになれば」と語り、新スポーツの普及に期待を込めている。女子プロ野球は2010年に開幕し、これまでの9年間で約100億円を投入したが赤字収支が続いているという。

 10周年を迎え新たな改革を次々に発表したのは女子プロ野球の発展、存続を求めるからこそ。観客動員数は右肩上がりとなっているが、チケット収益だけでは限界があるのも事実。女子プロ野球はまだまだマイナーと言われるが女子野球ワールドカップでは6連覇中と実力は世界No1だ。次の10年を目指しJWBLは今後も改革を進めていく。(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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