須田さんを敗戦投手にしない!JFE東日本・中沢 先輩のハッパに応えたサヨナラ打

◇第90回都市対抗野球大会第2日 2回戦 JFE東日本3―2大阪ガス(2019年7月14日 東京ドーム)

<大阪ガス・JFE東日本>12回2死三塁、サヨナラ安打を放ったJFE東日本・中沢(右奥)の歓喜の輪に須田(左手前)も飛び込む(撮影・久冨木 修)

JFE東日本が延長12回、タイブレーク(無死一、二塁)の末逆転サヨナラ勝ちで3回戦に進んだ。

両軍無得点のまま入った延長戦。JFEは9回から元DeNAの須田幸太をマウンドに送り3イニングをパーフェクト投球。しかし「タイブレークは人生で初めて」という難しい場面で、犠飛に二塁打を浴び2点を失った。敗色が漂う中、須田さんを敗戦投手にしてたまるか!とナインが奮起。ルーキー今川優馬が死球で出塁して無死満塁とチャンスが広がる。ここで鳥巣誉議(たかのり)が左前に同点適時打。4番平山快は併殺打に倒れた2死三塁で打席に立ったのが中沢彰太。打席に向かうとき、早大の先輩須田から「W(早稲田)の魂を見せてこい!」と送り出された男は「見せてきます」と集中して打席に向かった。

フルカウントからの10球目。内角寄りのストレートを右前に運びガッツポーズで一塁を駆け抜けた。

「打ったボールも覚えていないくらい集中していた。須田さんの力投に応えたかった」と胸を張った。

4イニングを投げた須田は「あえて言うけど、しっかりしろ打者陣」とハッパをかけた。しかし「初戦はこうなるとも思っていた。ここを突破できえればテッペン(優勝)狙えます」と力強く言い切った。前年覇者を逆転で下したJFE東日本。須田の言葉は全員の思いだ。

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