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マー不敵 天敵ア軍斬り宣言 第1戦先発へ「あの時の自分とは違う」

◇ア・リーグ優勝決定シリーズ第1戦 ヤンキース―アストロズ(2017年10月13日 ヒューストン)

ヤンキースの田中

ヤンキースは12日(日本時間13日)、田中将大投手(28)がアストロズと対戦するア・リーグ優勝決定シリーズで、13日(同14日)の第1戦に先発することを発表した。田中は敵地で会見を行い、15年ワイルドカードゲームで敗れた天敵へのリベンジを宣言。もつれた場合は、本拠地での第5戦にも先発する予定で大車輪の活躍が期待される。

先発前日の会見、田中はアストロズとの相性の悪さについて質問されると、挑むようなまなざしを見せた。

「今それを振り返って、戦う前に答えてどうするんだということ」。そして続けた。「“あの時の自分とは違う”ということは言えますね」。地区シリーズでインディアンスを2連敗から奇跡の3連勝で撃破した歓喜のシャンパンファイトから一夜明け、早くも気合がみなぎった。

2年前のワイルドカードゲームで敗れるなど、ア軍に勝ったことは一度もない。今季はジーターの永久欠番式典が開催された5月14日に先発も、1回2/3を7安打で自己ワースト8失点KOだった。好不調の激しさを象徴する一戦となったが、田中は「苦しいレギュラーシーズンを送ってきたから今がある」と言った。

「今」とはレギュラーシーズン最終登板でメジャー自己最多15三振を奪い、地区シリーズ第3戦で7回無失点と快投した姿だ。ジョー・ジラルディ監督は「シリーズで2回投げさせる」と本拠地での第5戦にも先発起用することを明かした。

「初戦ということは大きな意味は持つ。だからといって投球が変わるわけではない。自分のやることをやるだけ」。4番手扱いから始まったポストシーズン。ア軍は両リーグ最高となるチーム打率・282が自慢だが、8年ぶりのワールドシリーズへ、輝きを取り戻したエースが先陣を切る。(ヒューストン・大林 幹雄)