ヤンキースのスタントンとは…ホームラン王2度・154m特大弾放つパワー

ア・リーグ優勝決定シリーズ第3戦、8回にホームランを放つヤンキースのスタントン(17日)=AP

 米大リーグのワールドシリーズは25日(日本時間26日)、ロサンゼルスで開幕する。ドジャース(ナ・リーグ)と対戦するヤンキース(ア・リーグ)の主力打者、ジャンカルロ・スタントンとはどんな選手か、紹介する。(デジタル編集部)

ア・リーグ優勝決定シリーズのMVPトロフィーを掲げるヤンキースのスタントン(中央、20日)=AP

 2010年にマーリンズでメジャーデビューしたカリフォルニア州生まれの34歳。14年に初めて本塁打王を獲得し、そのオフに当時の史上最高額となる13年総額3億2500万ドル(当時のレートで約383億円)の大型契約をマーリンズと締結した右の強打者だ。17年に本塁打王と打点王の2冠を獲得し、リーグMVPに輝くと、その年のオフ、ヤンキースにトレード移籍。今季は故障もあり114試合の出場にとどまったが、27本塁打をマークした。ポストシーズンは本領を発揮し、全チームで最多となる5本塁打、11打点を記録。ア・リーグ優勝決定シリーズの最優秀選手(MVP)にも選ばれた。

 身長1メートル98、111キロの大きな肉体が持つパワーはメジャー屈指。今季の打球速度の最高は、大谷翔平や同僚のアーロン・ジャッジを上回るリーグ最速の120・0マイル(約193・1キロ)。プレー解析システム「スタットキャスト」導入後の2015年以降のホームランの最長は504フィート(約154メートル)。相手投手の脅威となっている。

 ここ3シーズンは打率が2割1分1厘、1割9分1厘、2割3分3厘と低迷している。

ジャンルで探す