ヤンキースが松井秀喜さん以来15年ぶりワールドシリーズへ…延長10回ソトの3ランでア・リーグ制覇

 【ロサンゼルス=帯津智昭】米大リーグは19日(日本時間20日)、ア・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)の第5戦が行われ、ヤンキース(東地区1位)がガーディアンズ(中1位)を延長戦の末に5―2で破って通算4勝1敗とし、松井秀喜が主力としてプレーした2009年以来、15年ぶりのリーグ優勝、ワールドシリーズ進出を決めた。ワールドシリーズではナ・リーグの大谷翔平山本由伸が所属するドジャースまたは千賀滉大メッツと対戦する。

ワールドシリーズ進出を決めたヤンキース(19日)=AP

 ヤンキースは今季、2番ソト、3番ジャッジが打線を引っ張った。トレードで加入したソトは41本塁打、109打点の活躍を見せ、主将のジャッジは58本塁打、144打点を挙げてア・リーグ本塁打王と打点王の2冠となった。通算429本塁打を誇るスタントンも健在で、27本塁打、72打点をマークした。

10回に3ランを打ったヤンキースのソト(19日)=AP

 リーグ制覇を決めた第5戦では、スタントンが六回に同点2ラン。延長十回にソトが勝ち越し3ランを放った。スタントンはリーグ優勝決定シリーズで4本塁打、7打点を挙げて最優秀選手(MVP)に選ばれた。

 15年前、09年のヤンキースでは、松井が主に5番を打ち、打率2割7分4厘、28本塁打、90打点をマークしてリーグ制覇に貢献した。松井はワールドシリーズでは打率6割1分5厘、3本塁打、8打点の活躍でチームを頂点に導き、シリーズMVPに輝いた。

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