メッツのファンが掲げる「OMG」、あのイグレシアスが歌うヒット曲…大谷翔平の元同僚

ドジャースとのリーグ優勝決定シリーズ第3戦、「OMG」のボードを掲げて応援するメッツのファン(16日)=AP

 米大リーグは16日(日本時間17日)、ナ・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)のメッツ(東地区3位)―ドジャース(西地区1位)第3戦がニューヨークのナイターで行われている。試合中、球場では観客らが度々「OMG」という形のプレートを掲げる場面があった。実はメッツに所属する、ある「アーティスト」の作品名が「元ネタ」になっている。(デジタル編集部)

 「OMG」は、英語圏のインターネットスラング。「オー・マイ・ゴッド」の頭文字をとった言葉で、主に「なんてこった!」という意味で使われる。なぜ、このプレートが球場で掲げられているのか。それは、この試合でもメッツの7番二塁で出場しているホセ・イグレシアスが今年、歌手として「OMG」という楽曲でデビューし、チームの公式グッズにもなっているからだ。

 「OMG」のミュージックビデオが6月29日に公開されると、この試合が行われている日本時間10月17日時点で450万回以上再生されている。陽気なアップテンポの南米音楽の曲調は、イグレシアスの出身地・キューバを思い起こさせる。

 2011年に大リーグデビューを果たしていたが、ここ数年は思ったような活躍ができていなかった。今シーズンからメッツに加入したイグレシアスは、出場は85試合だったが、打率3割3分7厘をマークするなど。チームのポストシーズン進出に貢献した。

 2021年にはエンゼルス大谷翔平とともにプレーし、大谷がホームランを打った際には、必ずベンチで真っ先に迎えていたあの背番号「4」の選手だ。陽気な音楽を携えた見事な復活劇は、多くのメッツファンを魅了している。

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