ドジャース―メッツ、あすは午前5時過ぎ開始…ヤンキース戦に「ゴールデン」譲る

 米大リーグのナ・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)、ドジャース(西地区1位)―メッツ(東地区3位)の第2戦は14日(日本時間15日)、ロサンゼルスで行われる。試合開始は日本時間午前5時8分。日本のファンにとっては、早朝でつらい時間だ。ドジャースは今季のポストシーズンここまでの6試合、すべて日本時間午前9時~10時過ぎの開始で、日本時間14日の第1戦も9時15分だった。なぜ、時刻が大幅に変わるのか。(デジタル編集部)

第1戦に勝利し喜ぶ大谷(中央)らドジャースの選手たち(13日、米ロサンゼルスで)=片岡航希撮影

 ポストシーズンは一日に最大4試合、少しずつ開始時刻をずらして行う。例えば、両リーグの地区シリーズ初戦が行われた5日は、ニューヨークなどが含まれる米国東部時間(日本と13時間差)で午後1時過ぎ、4時過ぎ、6時半過ぎ、8時半過ぎと約2~3時間おきに組まれた。ドジャース―パドレスは最後の午後8時半過ぎだった。

 こうすることで、4試合があまり重なることなく実施され、ファンは多くの試合をライブで楽しめる仕組みだ。ドジャースの試合は、西海岸に位置する地元ロサンゼルスのファンがテレビ観戦しやすいよう、遅めの時間になることが多い。地区シリーズは、対戦相手のパドレスも本拠地が西海岸で、日本時間では未明や早朝に行われてこなかった。

 日本時間15日は、ア・リーグの優勝決定シリーズ、ヤンキース―ガーディアンズも行われる。両チームの本拠地は西海岸より3時間早い東部時間帯で、このカードがゴールデンタイムの14日午後7時38分、つまり日本時間15日午前8時38分の開始となり、ドジャース―メッツ戦は東部時間で午後4時8分、つまり午前5時8分に押し出された。

 同様に2試合が行われる可能性のある日本時間19日も、ドジャース戦は午前6時過ぎの早朝にプレーボール。逆に、18日と22日にはドジャース戦が午前9時過ぎで、ヤンキース戦が6時過ぎだ。

 米国はテレビ局の力が強いこともあり、ファンがチャンネルをあまり変えずに、多くの試合を楽しめるような仕組みになっている。

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