CSファーストステージ、DeNAとロッテが先勝…ともにレギュラーシーズン3位

 セ・パ両リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(3試合制)が12日に開幕し、ともにレギュラーシーズン3位のDeNAとロッテが先勝した。両チームは13日の第2戦で勝てば、それぞれファイナルステージに進む。第2戦の予告先発は阪神が高橋、DeNAがジャクソン、日本ハムが金村、ロッテが小島と発表された。

DeNA・山崎康晃がリズム作る

7回1死、牧が2塁打を放つ(捕手・梅野)(12日)=大塚直樹撮影

 DeNAが東のアクシデントを継投で乗り越えた。五回、2番手の山崎が3人で片付けてリズムを作ると、その後の4投手もリードを守った。救援陣はベンチへ行って張り詰めた空気を感じ取ってから、ブルペンに向かったという。山崎は「全員がどこで行くかわからない状況が続くと思っている。こういう緊急事態も、自分たちがカバーすることが勝利への近道」と表情を引き締めた。

日本ハム・加藤貴之、2本のソロ浴びる

8回無失点と好投した佐々木(12日)=早坂洋祐撮影

 日本ハムの加藤貴は七回途中2失点。五回の中村奨に続き、七回もポランコにソロ本塁打を浴びた。粘投しながら打線の援護を受けられなかったが、佐々木との投手戦を意識する中で甘く入った球を痛打され、「粘り強く投げたかったが、流れを引き寄せられないまま降板して申し訳ない」と語った。

  DeNA・三浦監督 「勝ち切れたことが大きかった。リリーフのピッチャーはよく守り切った。つないで、つないで、出た投手が仕事をしてくれた」

  阪神・岡田監督 「結局1年間、同じ選手(牧やオースティン)に打たれただけやんか。対策も1年間、全然できんかったっていうことよ、結局のとこな」

  日本ハム・新庄監督 「明日負けたらおしまいなので悔いのないように、(本来先発の)山崎君を中(ベンチ)に入れる」

  ロッテ・吉井監督 「(佐々木は)長打を打たれない低めに、コントロールできていた。いつも立ち上がりは乱れるけど、良い球がいっていた。全然、心配はなかった」

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