ドジャースがスクイズで追加点、小柄な韓国系選手が決める…あとがない一戦で「ドジャース戦法」

 9日(日本時間10日)に行われた米大リーグ、ナ・リーグの地区シリーズ第4戦、パドレス―ドジャース戦で、ドジャースがスクイズで追加点を奪った。長打力が武器のチームが、負けられない戦いで必死に1点を奪いにいく姿勢を見せた。(デジタル編集部)

9月20日のロッキーズ戦で本塁に生還するエドマン=片岡航希撮影

 5点をリードした七回一死一、三塁で、エドマンがバント。きれいに一塁寄りに転がす間に、三塁走者のマンシーが巨体を揺らせてホームインした。この後さらにラクスにホームランが飛び出し、リードを8点に広げ勝利を決定づけた。

 エドマンは、シーズン途中にカージナルスからトレードで加入した29歳。米メディアによると母親が韓国生まれで、2023年のWBCには韓国代表としてプレーした。身長1メートル78、87キロとメジャーでは小柄で、カージナルスでは23年までの3年間で89犠打を決めている選手だ。

 そもそも、V9時代の巨人が参考にしたとされるのが、ドジャースのスモールベースボールを基にした「ドジャース戦法」。後がない一戦で、日本生まれのロバーツ監督が、伝統的なドジャースの戦い方である小技を駆使。韓国系の小柄なエドマンがこれに応えて、リードを大きく広げた。

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