侍ジャパンに28選手、「4番候補」は巨人・岡本和真…井端弘和監督「目標は世界一」

 11月開幕の国際大会「ラグザス プレミア12」(読売新聞社など協賛)に出場する野球日本代表「侍ジャパン」の28選手が9日、発表された。東京都内で記者会見した井端弘和監督は、連覇がかかる大会に向け「目標は世界一、連覇。チームが一つになって大会に臨むことが大事」と語った。

記者会見で出場メンバーを発表する侍ジャパンの井端監督(9日)=松本拓也撮影

 昨春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)優勝経験者は巨人の岡本和、戸郷、大勢のほか西武・源田、中日・高橋宏、DeNA・牧、日本ハム・伊藤の7人。4番候補として岡本和の名前を挙げた指揮官は「WBCを経験して、また一回り大きくなった」と評価した。

 主要大会初選出の選手は10人に上った。今季、初の全試合出場を果たした巨人・吉川は、広い守備範囲と足が持ち味。13勝の阪神・才木は先発として期待される。足のスペシャリストとして、日本ハム・五十幡が入った。

 1次ラウンドB組の日本は11月13日にバンテリンドームナゴヤで豪州との初戦に臨む。決勝は同24日、東京ドームで行われる。

  巨人・吉川 「侍ジャパントップチームは初めてで、とても光栄だし、うれしい。大会に向けてコンディションを整えていきたい」

  巨人・岡本和 「選んでいただいた以上は、しっかりとチームの勝利に貢献できるように頑張る」

2026年WBCまで続投、正式発表

 野球の日本代表「侍ジャパン」の井端弘和監督(49)が、2026年の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)まで指揮を執ることが9日、正式に発表された。

 同日、東京都内で開かれた「ラグザス プレミア12」(読売新聞社など協賛、11月9~24日)の記者会見で、代表監督を選任する侍ジャパン強化委員会の井原敦委員長が「若手発掘や指導、育成面で大きな成果を上げている。引き続きお願いすることが最善」と任期延長の理由を説明。井端監督は「まずはプレミア12で日本が世界一になることだけを考えて、一つ一つ課題をクリアして、その後のWBCにつなげていければ」と語った。

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