パドレスのマチャドとは…第2戦の「騒動」で渦中・ニックネーム「童顔の暗殺者」の強打者

 米大リーグのポストシーズンは8日(日本時間9日)、ナ・リーグ地区シリーズ第3戦が行われた。ドジャースと第3戦を行うパドレスのチームリーダー的な役割を担うのがマニー・マチャド内野手。どんな選手か紹介する。(デジタル編集部)

ドジャースとの地区シリーズ第2戦、1回に2ランを放ちナインに祝福されるマチャド(5日)=AP

 第2戦、七回裏を前にドジャースファンが陣取る左翼席などから物がグラウンドに投げ入れるなど騒然となり、試合が8分間ほど中断。マウンド上のダルビッシュはしゃがみ込んだり、キャッチボールをしたりして、再開を待った。

 その騒動の後、米メディアなどによると、パドレスが円陣を組んだが、呼びかけたのがマチャドだった。ナインに集中することなどを呼び掛けたという。その一方、ドジャースのロバーツ監督は、自身に向かってボールを投げたと主張している。

 32歳のマチャドは、30本塁打以上を5年連続を含む7度記録し、通算342本塁打を放つ右のスラッガー。今季は打率2割7分5厘、105打点、29本塁打の成績を残し、主に4番三塁で出場した。守備もうまく、ゴールド・グラブ賞を2度受賞している。フロリダ州生まれだが、WBCにはドミニカ共和国代表として2度出場している。

 FAとなっていた2019年2月、パドレスと10年総額3億ドル(当時のレートで約332億円)の大型契約で合意した。FAの契約としては20米国スポーツ史上最高額だったという。その後、契約を延長し、現在は、33年までの11年総額3億5000万ドルの大型契約を結んでいる。

 ニックネームの一つは、ベイビー・フェース・アサシン(童顔の暗殺者)だという。

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