水原一平被告への量刑言い渡し、12月へ延期決定…ギャンブル依存の報告書を作成する精神科医を探すため

 【ロサンゼルス=後藤香代】米大リーグ・ドジャース大谷翔平選手(30)の元通訳、水原一平被告(39)が大谷選手の預金口座から約1700万ドル(約25億円)をだまし取ったとして銀行詐欺罪に問われた事件で、米連邦地裁は10月25日に予定された量刑言い渡しを12月20日に延期すると決定した。

水原一平被告(4月)

 被告側と検察側が連名で連邦地裁に提出した文書によると、被告側は「量刑に関する見解と裏付けとなる文書を作成するのに追加の時間が必要」として、10月11日とされていた弁論準備期限の延期を求めていた。水原被告のギャンブル依存症を巡り、量刑の判断に必要な報告書を作成する精神科医を探していることを理由に挙げた。

 水原被告は6月の前回審理で罪を認めており、量刑言い渡し後、即座に収監される見通しだ。

ジャンルで探す