大谷翔平25号先頭打者アーチ、球団新10戦連続打点…まるで前日のリプレーに球場どよめく

 【シカゴ(米イリノイ州)=帯津智昭】米大リーグ・ドジャース大谷翔平は26日(日本時間27日)、敵地シカゴでのホワイトソックス戦に1番指名打者で出場し、2試合連続で今季3度目の初回先頭打者本塁打となる25号ソロを放った。球団新記録となる10試合連続打点を達成した。この10試合で8本塁打を量産し、この時点のナ・リーグ本塁打ランキングで2位のオスナ(ブレーブス)に4本差をつけ、首位を独走している。その後に2四球を選び、2打数1安打1打点だった。打席ごとの結果は、右中間本塁打、四球、三邪飛、四球。チームは2年目のストーンが4安打完封し、4―0で4連勝を飾った。

 前日のリプレーのような本塁打だった。試合開始直後の一回、真っさらな打席に入った大谷。前日同様にじっくりとボールを見極め、フルカウントからの6球目、外角高めのカットボールをとらえた。打球も前日と同じように右中間スタンドへ。球場がどよめきに包まれる中、大谷はゆっくりとダイヤモンドを回った。打球速度は113・9マイル(約183・3キロ)で、飛距離は473フィート(約133メートル)だった。

 この一発で球団新記録の10試合連続打点をマーク。この間、安打が出なくても犠飛で打点を挙げており、大谷は「ヒットじゃなくても得点になるシチュエーションを、しっかりまずチーム全体で作れている。僕の打点がどうのこうのに限らず、いい結果に結びついているんじゃないかなと思う」と話していた。好調なチーム状況にも後押しされ、新記録達成となった。

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